安田記念のデータ展望です。

本日は、父サンデー系に関することで、気になった部分を取り上げたいと思います。まずはこちらをご覧ください。
父サンデー系 非父サンデー系 総数 1着 2着 3着
2014 13頭 4頭 17頭 父サンデー系 非父サンデー系 父サンデー系
2013 10頭 8頭 18頭 非父サンデー系 父サンデー系 父サンデー系
2012 7頭 11頭 18頭 非父サンデー系 非父サンデー系 非父サンデー系
2011 6頭 12頭 18頭 父サンデー系 非父サンデー系 非父サンデー系
2010 5頭 13頭 18頭 非父サンデー系 父サンデー系 非父サンデー系
2009 2頭 16頭 18頭 非父サンデー系 父サンデー系 非父サンデー系
2008 7頭 11頭 18頭 非父サンデー系 非父サンデー系 非父サンデー系
2007 8頭 10頭 18頭 父サンデー系 非父サンデー系 父サンデー系
2006 6頭 12頭 18頭 非父サンデー系 非父サンデー系 非父サンデー系
2005 7頭 11頭 18頭 非父サンデー系 非父サンデー系 非父サンデー系
父サンデー系の好走馬はピンク色で記載しています。

上記は、過去10年の父サンデー系、非父サンデー系の出走馬の数と、好走馬が父サンデー系なのか、非父サンデー系なのかをまとめています。

以上のように、該当馬の数の差があるので、当たり前といえば当たり前なんですが、好走馬30頭中21頭は非父サンデー系。そして父サンデー系の好走はこの10年で9頭と、圧倒的に非父サンデー系の活躍が目立ちます。

回避を発表しているロゴタイプ以外の出走予定馬18頭が全馬出走となれば、今年は…
父サンデー系:14頭
非父サンデー系:4頭
となります。

今年は圧倒的に父サンデー系が多い年になりますので、近年の結果を考えれば、父サンデー系の馬たちからも好走馬が期待できるということが考えられますね。



そして、ここからが本題です。
過去10年、父サンデー系で好走した9頭を調べていきました。以下の通りです。
2014年1番人気1着:ジャスタウェイ(前走ドバイDF 1番人気1着)
2014年10番人気3着:ショウナンマイティ(前走産経大阪杯 4番人気5着)
2013年3番人気2着:ショウナンマイティ(前走産経大阪杯 2番人気2着)
2013年12番人気3着:ダノンシャーク(前走マイラーズC 3番人気3着)
2011年9番人気1着:リアルインパクト(前走NHKマイルC 4番人気3着)
2010年6番人気2着:スーパーホーネット(前走マイラーズC 2番人気9着)
2009年2番人気2着:ディープスカイ(前走産経大阪杯 1番人気2着)
2007年2番人気1着:ダイワメジャー(前走ドバイDF -番人気3着)
2007年9番人気3着:ジョリーダンス(前走ヴィクトリアマイル 5番人気5着)

他にも何かあるとは思うんですが、パッと見で、この9頭に共通した点は…
・前走同距離、または距離短縮組

・前走5番人気以内
(※いくら調べてもわからなかった2007年のダイワメジャーは除いています。)
の2点。

表題と冒頭に挙げた、気になった点というのは、まさにこの2点の共通点です。


お気づきの方も多いとは思いますが、この共通点、反対に言えば…
・父サンデー系で、前走距離延長組からは1頭も好走馬が出てきていない

・父サンデー系で、前走6番人気以下だった馬たちから1頭も好走馬が出てきていない
という結果、傾向となっています。

データというのは見つけた途端に途切れたりするものだとは思いますので、杞憂に終わってくれればというところもありますが、今年も今回挙げた共通点の2点が引き継がれるのであれば、父サンデー系の距離延長組は全く来ないということが考えられます。。。今年は結構該当馬がいるので、傾向が引き継がれれば、前走京王杯SC組は全滅。また近走控える競馬を覚えてきたミッキーアイル(前走高松宮記念)も来ないということになります(; ̄Д ̄)。そろそろ来るパターンという風に捉えることもできますので、信じる信じないはみなさん次第ではありますが、過去10年の結果としては、こういった結果、傾向となっています。


では、出走予定馬の父サンデー系14頭の中で、過去の好走馬と同じ共通点を持っている馬たちはというと…
カレンブラックヒル(前走産経大阪杯 5番人気8着)
サンライズメジャー(前走マイラーズC 5番人気2着)
フィエロ(前走マイラーズC 1番人気3着)
リアルインパクト(前走ドンカスターマイル 5番人気2着)
の4頭。

海外G1を制覇したリアルインパクト、叩き2走目は2-1-0-0のフィエロ、同じ舞台NHKマイルCの覇者カレンブラックヒル、重賞2戦連続2着と勢いにがあるサンライズメジャーと、父サンデー系14頭が一気に4頭絞られる形とはなりましたが、こうみていくと、あり得なくもないなと感じてきましたね(笑)。

加えて、この安田記念は非父サンデー系が好走しやすい傾向にもありますので…
ケイアイエレガント(父キングカメハメハ)
サトノギャラント(父シンボリクリスエス)
フルーキー(父Redoute's Choice)
モーリス(父スクリーンヒーロー)
の4頭にも注目したいですね。

今回見ていった傾向が引き継がれるのであれば、ここに挙げた計8頭で決まってしまうかもしれませんね(。・ω・)ノ゙

以上が、過去10年、父サンデー系に共通した気になる点となります。


今回挙げた傾向には反することとなりますが、杞憂に終わってほしいという思いもありますので、最後に、父サンデー系の距離延長組で気になっている馬を挙げたいと思います。
C人気ブログランキング(※クラレントでした。)

サクラゴスペル
の2頭。

1頭は近走内容から、1頭はこれまでの戦歴から考えれば、そこまで人気にはならないと思いますが、この舞台での適性は高いと見ていますので、注目したい穴馬候補の2頭となります。

新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。