チューリップ賞のデータ展望です。

本日は、先週アーリントンカップでも取り上げた、これまでの成績別の傾向に注目したいと思います。

出走予定馬を見渡していくと、今年は安定した成績を残している馬が多い印象があります。成績別の傾向から何かしら絞り込めたらと考えています。

先週のアーリントンカップでは、4着以下を取っていない"3着内率100%馬"の成績を分けて見ていきましたが、今回は"掲示板内率100%馬"(これまで6着以下がない)と、少し幅を持たせてみていきます。
データは阪神競馬場改装後、過去9年。まずは全体成績から。
■掲示板内率100%馬(これまで5着以内をキープしている馬)
6-7-7-42(連対率21.0%、複勝率32.3%)

■6着以下を経験している馬
3-2-2-43(連対率7.1%、複勝率10.0%)

と、これまで掲示板内をキープしている馬たちが圧倒的に良い傾向。率としては約3倍の差がありますね。また2013、2012年以外の他7年は、この掲示板内率100%馬から、2頭以上の好走馬が出てきていますので、今年も中心はここからと考えています。



ではここから、この"掲示板内率100%馬たち"を、さらに成績別に分けてみていきたいと思います。

"掲示板内率100%馬"ということは、その中には…
・未だ無敗の馬
・2着以内をキープしている馬
・3着以内をキープしている馬
・4、5着になったことがある馬

が、全て含まれますので、この4つと同様の形で、以下のように分けていきました。
・無敗馬
・連対率100%馬(無敗馬を除く)
・複勝率100%馬(連対率100%馬を除く)
・掲示板内率100%馬(複勝率100%馬を除く)

の4つ。

〇〇率という言葉が重なりあっていますので、見づらいところもありますが、こう分けていくことで、どの組からも被る該当馬が出てこない形となります。



ではここから、各組の成績と該当馬をさらっとみていきます。
■無敗馬
1-1-1-11(連対率14.3%、複勝率21.4%)

■連対率100%馬(無敗馬を除く)
3-2-0-7(連対率、複勝率ともに41.7%)

■複勝率100%馬(連対率100%馬を除く)
2-1-2-7(連対率25.0%、複勝率41.7%)

■掲示板内率100%馬(複勝率100%馬を除く)
0-3-4-17(連対率12.5%、複勝率29.2%)


次に、各組の該当馬です。
□無敗馬
シンハライト
ブライスガウ
リルティングインク


□連対率100%馬(無敗馬を除く)
ジュエラー
フォールインラブ
レッドアヴァンセ
ヴィブロス


□複勝率100%馬(連対率100%馬を除く)
エルビッシュ
ブランボヌール


□掲示板内率100%馬(複勝率100%馬を除く)
ウインファビラス
クィーンズベスト
クリノラホール
サクレディーヴァ
ラベンダーヴァレイ



各組のデータを見て、まず気になったのは、無敗馬の組。そこまで率としては高くありませんね。もちろん、無敗馬の中には、新馬上がりの馬も含まれますので、そこを省くとそこそこの率にはなるんですが、それでも、この組から推奨馬を選ぶのはよそうかなと考えています。

また前回の展望で、軸馬候補と名前を挙げたウインファビラスの組は、該当馬が多くいる中で、勝利馬が出てきていません。傾向的にはアタマが狙いづらい印象。

反対に、率も良く、1着馬が出てきそうなのは、連対率100%馬(無敗馬を除く)と、複勝率100%馬(連対率100%馬を除く)の組。過去9年で5頭の勝利馬を出しています。特に、連対率100%馬(無敗馬を除く)の組は、率が高いということもありますが、当日人気を分け合うであろう、ジュエラーレッドアヴァンセがここに該当。全くひねりはありませんが、アタマをねらうのであればこの2頭のどちらかかなと、現時点ではそんな気がしています。

以上が、注目したいこれまでの成績別の傾向となります。



今回は全体成績をさらっと見ていきましたが、そこから少し絞り込んだデータの中で、可能性を感じる穴馬候補を最後に挙げたいと思います。
D人気ブログランキング(※エルビッシュでした)
です。

安定した成績はもちろんのこと、ある程度好位で競馬ができ、最後の脚もそこそこ使える印象。相手は強くなるでしょうが、位置取り、ペース次第では十分にチャンスはあるとみています。

新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。