天皇賞・春のデータ展望です。
本日は、昨年に引き続いて、各年齢別の傾向から各馬好走の可能性を探っていきたいと思います。まずは各年齢の全体成績をみていきます。
本日は、昨年に引き続いて、各年齢別の傾向から各馬好走の可能性を探っていきたいと思います。まずは各年齢の全体成績をみていきます。
天皇賞 春 2016 年齢別傾向
<過去10年、各年齢別成績>■4歳
4-2-3-35(連対率13.6%、複勝率20.5%)
■5歳
3-4-3-35(連対率15.6%、複勝率22.2%)
■6歳
3-3-2-26(連対率17.6%、複勝率23.5%)
■7歳以上
0-1-2-46(連対率2.0%、複勝率6.1%)
全体の成績としては以上の通り。
7歳以上はさすがにグッと率が下がるものの、この10年では、4~6歳馬の率としてはそこまで差はないですね。この4~6歳馬のどこから狙っていくかが予想のカギとなりそうですね。
では、ここから各年齢別にもう少し掘り下げていきたいと思います。まずは4歳馬から。
4歳馬:4-2-3-35(連対率13.6%、複勝率20.5%)
この組の好走馬は計9頭で、各馬の前走レースは以下の通りとなっています。阪神大賞典組:1頭
日経賞組:3頭
産経大阪杯組:4頭
大阪ーハンブルクC:1頭
前回の展望内、シュヴァルグランのところで少しふれましたが、4歳馬で気になるのは、前走阪神大賞典組からの好走馬が1頭しかいないという点です。
昨年もこの傾向に注目し、該当馬が3頭いましたが、その3頭は…
9着(4番人気):サウンドオブアース
15着(3番人気):アドマイヤデウス
17着(13番人気):スズカデヴィアス
と、人気の2頭が該当するも、全馬敗れる結果となりました。
前走阪神大賞典組の4歳馬は1-0-0-12。唯一の好走馬はあのディープインパクトのみとなっています。過去にはキズナ、ゴールドシップ、オルフェーヴルらも、当日1番人気に支持されるも4着以下に敗れています。やはり4歳馬にとってはこの臨戦過程は少々厳しいのかなと。ここが4歳馬の傾向として、最も気になる部分となりますね。
□該当馬
・前走産経大阪杯
キタサンブラック
・前走阪神大賞典
シュヴァルグラン
タンタアレグリア
・前走京都記念
レーヴミストラル
の計4頭。
先に挙げた前走阪神大賞典組なのは…
シュヴァルグラン
タンタアレグリア
の2頭。
シュヴァルグランはこの天皇賞 春と相性の良いハーツクライ産駒ですし、タンタアレグリアも穴馬としては非常に魅力を感じる1頭なので、なんとも悩ましいなと(´・ω・`)。
好走馬が少ないだけで、ディープインパクトは好走していますし、過去をもっと遡れば他にも好走馬が出てきますので、そこまで気にすることはないと思いつつも、昨年の結果もなんだかんで人気の2頭共に敗れていますので、ギリギリまでこの2頭をどう扱うかは悩みそうですね。
5歳:3-4-3-35(連対率15.6%、複勝率22.2%)
この組の好走馬10頭の前走レースは以下の通り。阪神大賞典組:3頭
日経賞組:3頭
産経大阪杯組:2頭
京都記念組:1頭
ダイヤモンドS組:1頭
この組には、当日14番人気から勝利したビートブラック(ちなみに前走は阪神大章典組で、6番人気10着でした)
も含まれますので、傾向としては読みづらいところがありますが、好走馬10頭には共通した点もありました。それは…前走6番人気以内という点です。ちょっと幅があり過ぎる点は否めないですが、ここを一つの線引ラインとして考えたいと思います。
□該当馬
アドマイヤデウス
アルバート
ゴールドアクター
サウンズオブアース
トーホウジャッカル
トゥインクル
マドリードカフェ
ヤマニンボワラクテ
の8頭。
該当馬が多いので、何頭かは絞れるだろうと思っていましたが、除外対象のマドリードカフェ以外、残りの7頭は全馬前走6番人気以内。やはり幅があり過ぎて、全く絞り込みはできませんでした(;´Д`)。
ただ、昨年、5歳馬で好走できたのは前走ダイヤモンドステークス組であったフェイムゲーム1頭のみで、阪神大章典や日経賞といった主となるステップレース組からは好走馬が出てこなかったので、この流れを考えれば、今年は阪神大章典もしくは日経賞組から好走馬が出てくるのではないかとみています。そうなれば、当日人気になるであろうゴールドアクター、サウンズオブアースがいますので、素直にここを評価したいなと考えています。または阪神大賞典組には穴馬が潜んでいるのではないかと、少し注目しています。
6歳:3-3-2-26(連対率17.6%、複勝率23.5%)
6歳馬は前走着順でハッキリとした傾向が出ていました。・前走3着以内
3-3-2-8(連対率37.5%、複勝率50.0%)
・前走4着以内
0-0-0-18
以上のように、前走3着以内に好走している馬が良い傾向で、ここが一つの線引ラインになりそうですね。
□該当馬
サトノノブレス(前走中日新聞杯1着)
フェイムゲーム(前走ダイヤモンドステークス1着)
の2頭。
2頭共に前走G3組。過去10年では、0-1-0-6で、昨年2着のフェイムゲームが好走するまでは、好走馬が出てこなかった組となりますので、その点では注意が必要ですが、該当馬2頭ともに、前走勝利していることを考えれば、どちらか1頭は好走があるかもしれないなと注目しています。
単純に考えれば、昨年2着馬フェイムゲームに好走の可能性を感じますが、もしフェイムゲームが好走しなかった時は、サトノノブレスが代わりに好走する、なんてことを期待したくなる、そんな傾向となっていますね。
7歳以上:0-1-2-46(連対率2.0%、複勝率6.1%)
この組は、7歳以上と一括りにしていますが…・7歳
0-1-2-26(連対率9.7%、複勝率16.1%)
・8歳以上
0-0-0-20
と、現時点では7歳馬からしか好走馬が出てきません。
またこの10年、好走馬は少ないですが、3頭全馬、前走4着以内という点が共通していましたので、先に挙げた6歳馬同様、ここが一つの線引きラインと考えたいですね。
□該当馬
・7歳
ファントムライト
・8歳以上
カレンミロティック
トーセンレーヴ
ファタモルガーナ
マイネルメダリスト
の計5頭。
この5頭の中で、前走4着以内なのは、ファントムライト 、ファタモルガーナ の2頭となります。7歳馬しか好走していませんので、そうなるとファントムライトが残る形となりますね。ファントムライトは前走中日新聞杯組という、ほとんど該当馬がいない臨戦過程となりますので、望みは薄そうですが、傾向に合致ているというところで馬券のどこかには忍ばせておきたいですね。
以上、過去10年、年齢別の傾向となります。
各年齢、気になる傾向がありましたが、最も幅がありそうだというところでは、該当馬が多い5歳馬を中心に考えていくのが、一番ではないかと考えています。
中心は、日経賞、有馬記念の連対馬であるゴールドアクター、サウンドオブアースと考えていますが、穴馬候補としては、C人気ブログランキング(※アドマイヤドンでした)が気になりますね。
G1舞台では力及ばずなところがありますが、近走ずっとプラス体重で、成長を感じられるところもあります。距離は別として、京都は実績ある舞台となりますので、枠次第ではチャンスがあるのではないかと。枠と当日の人気次第ではありますが、現時点での穴馬候補の1頭と考えています。
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よろしくお願い致します。