スプリンターズステークスのデータ展望です。

本日は、過去10年(新潟開催含む)の中で、該当馬がいればまずまず期待が高まる1つの好走データを取り上げたいと思います。


注目したのは…前走キーンランドカップ組です。

セントウルステークスと同様に、このスプリンターズステークスのステップレースの一つで、傾向的にはセントウルステークスよりもはっきりとしたものがありましたので、その部分を見ていきたいと思います。まずは全体成績から。
■全体成績
2-3-3-26(連対率14.7%、複勝率23.5%)

全体成績としては、そこまで期待が持てる数字ではありませんが、ここから好走馬に焦点をあてて絞り込みを行っていきます。


まずは好走馬8頭全馬に共通した点から。好走馬8頭に共通した点は…前走4番人気以内です。
・前走4番人気以内
2-3-3-16(連対率20.8%、複勝率33.3%)

そこまで数字はグッと上がってきませんが、過去10年の好走馬8頭に共通した点となりますので、ここが一つの線引ラインと考えています。



続いて、表題通り、好走データを。
■キーンランドカップ組の好走データ
・前走4番人気以内
・前々走2番人気以内


この2点を満たした該当馬は→2-2-3-3(連対率40.0%、複勝率70.0%)

このデータの該当馬は以下の通り。
■2014年(新潟開催)
13番人気1着:スノードラゴン
5番人気3着:レッドオーヴァル

■2012年
9番人気3着:ドリームバレンチノ
6番人気16着:ダッシャーゴーゴー

■2011年
3番人気1着:カレンチャン
9番人気2着:パドトロワ

■2010年
2番人気5着:ワンカラット
4番人気10着:ビービーガルダン

■2008年
2番人気2着:キンシャサノキセキ
6番人気3着:ビービーガルダン
以上、10頭。

前走も人気、前々走も人気と2戦連続して人気になっている該当馬が良い傾向となっています。2戦連続人気になっているというところで、一見、当日人気馬しか該当馬いないようにも思えますが、上記のように、好走馬6頭中4頭は当日6番人気以下となっていますので、そういった点からも注目したいデータとなります。



ちなみに、複勝率70.0%でも十分な好走率だと思うんですが、以下のような絞り込みデータもあります。
■キーンランドカップ組の好走データ
・前走4番人気以内
・前々走2着以内
・3走前2着以内


この3点を満たした該当馬は→2-1-3-1(連対率42.9%、複勝率85.7%)

先に挙げた好走データとは少し違った絞り方をしたデータとなりますね。該当馬が先に挙げたものとそこまで変わりはないんですが、こちらは前々走と3走前、共に連対している該当馬が良い傾向となります。

この2つの好走データから考えられるのは、近走しっかりと人気に応えて好走が続いている馬は、前走のステップレースで人気を裏切り、少々凡走しても巻き返しが効くというところでしょうか。前走の1戦だけで見限るなということでしょうかね。

以上が、過去10年(昨年新潟開催含む)、前走キーンランドカップ組の好走データとなります。



出走予定馬の中で、前走キーンランドカップ組なのは…
ウキヨノカゼ(前走8番人気1着)
スギノエンデバー(前走6番人気6着)
ティーハーフ(前走1番人気3着)
マジンプロスパー(前走7番人気12着)
レッドオーヴァル(前走2番人気5着)
の5頭。
※()内は、前走人気と着順です。

はじめに挙げた線引ラインが、前走4番人気となりますので、
ティーハーフ
レッドオーヴァル

の2頭に絞り込まれますね。

ただ、ティーハーフは前走1番人気、前々走1着、3走前1着となりますので、複勝率85.7%のデータに該当していますが、前々走は4番人気のため、複勝率70.0%のデータには該当していません。
反対に、レッドオーヴァルは、前走2番人気、前々走1番人気なりますので、複勝率70.0%のデータに該当しているものの、前々走は3着、3走前は16着となりますので、複勝率85.7%のデータには該当していません。


ん~悩ましい。。。バチッ!と2つのデータに該当している馬がいれば良かったんですが、少々不安は残りますね(●´ω`●)。ただ、データは変わっていくものですし、幅が出てくるということもありますので、どちらか1頭だけでも好走を期待したいなと考えています。ティーハーフはもともと軸馬候補と考えていたので、頑張ってもらいたい気持ちはありますね。




最後に、今回挙げた好走データには全然及ぼない複勝率となりますが、過去の傾向から、もしかすると!?とちょっとだけ期待をしたくなる穴馬候補を。
D人気ブログランキング(※コパノリチャードでした)

近走内容からは手が出しづらいところがありますが、年齢を考えれば、まだまだやれてもおかしくないかなと。また、これまでこの馬にとってベストとされる舞台であっても、好走したり凡走したりと読みづらく、気分で走ってるのかなと思わせる一面もありますので、今回その気分が向く番になってくれればコワい存在だなと感じています。近走の結果からは、今回グッと人気も落ちると思いますので、波乱を演出する1頭になってくれないかなと少し期待をしています。

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