プロキオンSのデータ展望です。

まずは、中京競馬場が改装された過去3年の結果から見ていきます。
<過去3年(中京競馬場改装後)、好走馬の当日人気>
1着馬 2着馬 3着馬 天候 馬場 出走数
2014 1番人気 2番人気 10番人気 稍重 16頭
2013 2番人気 5番人気 1番人気 16頭
2012 12番人気 4番人気 1番人気 16頭

過去3年の好走馬9頭中5頭が当日1、2番人気となっています。本日はシンプルにここに注目したいと思います。


このプロキオンSは、「当日人気馬が人気に応えてしっかりと好走してくれるレース」、そういった印象を私自身が持っているんですが、そう思う一つの理由として、前走からの斤量変化があります。

先に挙げた当日1、2番人気馬の好走馬5頭中4頭は、前走から斤量減組となります。
このレースはG3戦ながら芝重賞とはハンデ戦ではありません。またダートは芝ほど重賞レースが多数ないため、重賞レースにずっとは出走できないものの、ある程度の実績馬というのは、自ずとグレイドがついていないオープン戦に出走することになります。そのオープン戦の中にはハンデ戦も含まれますので、ある程度実績がある馬はそのレースで斤量を背負わされるということになります。

以上のような流れから、ある程度実績も力もある馬が、前走から斤量が減り、このプロキオンステークスに出走するということになりますので、当日人気にもなりますが、その分としっかりと人気に応えてくれる馬が多くなるのではないかと考えています。



ではここから少しデータを。先に挙げた前走から斤量減組を見ていきます。
過去3年の全体成績は…
1-1-2-19(連対率8.7%、複勝率17.4%)
全体としては、大したことはありませんが、ここから絞り込んでいきます。

前走好走している馬がそのまま良いという傾向となっていますので、前走連対馬だけに絞り込むと…
1-1-2-9(連対率15.4%、複勝率30.8%)

ここからは先にも挙げたように、当日1、2番人気馬だけに絞り込みます。すると…
1-1-2-0(連対率50.0%、複勝率100.%)
となります。


100%になってしまうので言ってしまえば、前走から斤量減組は当日1、2番人気馬しか走っていないという傾向なんですが、それだけでは3、4番人気馬は今後全然好走がないのかというと、そんなこともなさそうなので、今後のことも警戒して、このデータに該当した好走馬4頭の、前走レースから共通した点を挙げておきます。
・前走オープン戦に出走
・前走連対馬
・前走3番人気以内

の3点です。

今のところ、前走条件戦組、重賞レース組からの好走馬は出ていません。また前走連対するだけでなく、前走も人気になっている馬が良い傾向となりますね。

今年もこの傾向に則って、軸馬、対抗馬はここから探していこうかなと考えています。



今年の出走予定馬の中で、前走から斤量減で且つ前走連対しているのは…
キクノストーム
クラージュドール
トゥザレジェンド
レッドアルヴィス

の4頭。

まだ出走馬が決まっていませんが、当日上位人気が濃厚なエアハリファベストウォーリアコーリンベリー斤量増組となりますので、ここには該当しません。今回上位人気に支持されそうな馬たちが斤量増となりますので、当日1、2番人気馬しか好走していないというところで、傾向には合っていないものの、今年もこの斤量減組にチャンスがあるのではないかと考えています。

該当馬4頭の中でクラージュドールトゥザレジェンドは前走条件戦組となりますので傾向的には厳しい、それ以前に出走が厳しいかも知れないので、ならば当日ある程度人気になりそうなレッドアルヴィスが面白いのではないかと。当日1、2番人気になることは難しいと思いますが、今回見ていった傾向を考えれば、軸馬にしてもありかなと考えています。


最後に、今回の傾向には逆らう形となりますが、斤量減組の中で、気になる穴馬候補を。それは…
D人気ブログランキング(※キョウワダッフィーでした。)

この舞台での適正も十分ですし、1400mの安定感は抜群。今回の斤量減も大きくプラスになってくれると思いますので、気になる穴馬候補となります。

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