青葉賞のデータ展望です。

本日は、非常にシンプルな、ある傾向について取り上げたいと思います。
注目したい、その傾向というのは、前走人気別の傾向です。


まずは過去10年の結果をざっくりと分けていきます。
前走2番人気以内
8-7-8-44(連対率22.4%、複勝率34.3%)

前走3番人気以下
2-3-2-102(連対率4.6%、複勝率6.4%)

以上のように、この青葉賞の好走馬は、大半が前走2番人気以内となっています。

好走馬の8割くらいがこの前走2番人気の該当馬たちとなっていますので、前走2番人気以内の馬が好走しなかった年は一度もなく、ほぼほぼ毎年、2頭以上の好走馬が出てきています。

唯一、好走馬が1頭だった年は2011年の1回のみ。この年は該当馬が3頭と、過去10年の中で最も該当馬が少ない年となっていましたので、4頭以上など、ある程度の該当馬がいれば、そこから2頭以上の好走馬が期待できる、そんな傾向となっています。


青葉賞 2016 注目データ:前走人気別

好走馬の大半を占める前走2番人気以内の該当馬たちに注目し、前走レース別に分けて、さらに掘り下げていきたいと思います。

各前走レース別の結果は以下の通りです。
■前走2番人気以内(全体成績)
8-7-8-44(連対率22.4%、複勝率34.3%)

・前走重賞組
4-0-2-2(連対率50.0%、複勝率75.0%)

・前走オープン組
1-1-1-1(連対率50.0%、複勝率75.0%)

・前走条件組
3-5-5-33(連対率17.4%、複勝率28.3%)

・前走未勝利組
0-1-0-8(連対率、複勝率ともに11.1%)



前走重賞組:4-0-2-2(連対率50.0%、複勝率75.0%)

前走重賞組で、2番人気以内に支持された該当馬は、複勝率75.0%の好走データとなります。

ここに該当する8頭は、全馬当日4番人気以内。前走に引き続いて、人気になる部分は致し方ないですが、傾向としては外せない組と言えるのではないでしょうか。


前走オープン組:1-1-1-1(連対率50.0%、複勝率75.0%)

こちらは前走重賞組ほど該当馬がいませんが、同様に、数字上は非常に高い数字となっています。

またこちらは前走重賞組とは違い、好走馬の当日人気は4,1,7番人気と少し幅がありますので、当日人気がなくても注目したところがありますね。

着外となった馬は1頭いますが、その着順は4着となりますので、ほぼほぼ好走率100%というところでは、こちらも目が離せせない傾向となっていますね。


前走条件組:3-5-5-33(連対率17.4%、複勝率28.3%)

この組は該当馬が多い分、傾向としては読みづらいところがありますが、ざっくりと分けていくと、以下のような傾向がありました。

■前走上がり3Fタイム順位別
・前走2位以内
3-4-5-24(連対率19.4%、複勝率33.3%)

・前走3位以下
0-1-0-9(連対率、複勝率ともに10.0%)


■前走距離別
・前走2000m以上
3-5-5-24(連対率21.6%、複勝率35.1%)

・前走2000m未満
0-0-0-9(連対率、複勝率ともに10.0%)

そこまで絞り込みはできないですが、「前走上がり3Fタイム2位以内」、また「前走2000m以上のレースに出走」している馬が良い傾向となっています。


前走未勝利組:0-1-0-8(連対率、複勝率ともに11.1%)

未勝利上がりということもあり、この組の好走馬は、2007年2着馬トーセンマーチ(当日15番人気)1頭のみとなっています。

1頭だけなのでなんとも言えないですが、このトーセンマーチは青葉賞まで1-2-0-0、連対率100%の成績をキープしていました。この組の該当馬9頭の中で、連対率100%の成績をキープしていたのは好走馬を含め、2頭しかいなかったので、そういった安定した成績を残している馬がいれば少しは注意したいところですね。

以上が、前走人気別から注目したい傾向となります。



□前走2番以内の該当馬

アルカサル:前走水仙賞(500万下)
ヴァンキッシュラン:前走アザレア賞(500万下)
タンサンドール:前走未勝利
ノーブルマーズ:前走ゆきやなぎ賞(500万下)
プロディガルサン:前走東スポ杯2歳S(G3)
レーヴァテイン:前走サラ系3歳500万下
※馬名の右側には前走レースを記載しています。

今年、前走2番人気以内の該当馬は上記6頭。

まずまずの該当馬がいますので、これまでの傾向が引き継がれるのであれば、最低でもここから2頭の好走馬、もしくはこの6頭で決着するなんてことも考えられるかも知れないですね。



以上を踏まえると、前走重賞組のプロディガルサンが最も評価すべき1頭なんですが、やはり前回の展望でも挙げたように、レース間隔を考えれば少しこわいところもありますね。

となれば次に注目したいのが、前走500万下の4頭。この4頭は全馬前走2000mに出走しており、ノーブルマーズは前走上がり3Fタイムが3位ですが、他3頭は前走上がり最速となります。

前走重賞組のプロディガルサンは気になるところですが、一応の条件を満たしている…
アルカサル
ヴァンキッシュラン
レーヴァテイン
の3頭により注目したいと考えています。

この3頭は当日ある程度人気になるとは思いますが、ここから勝利馬含め、2頭の好走馬が出てきてくれないかと、現時点では安直に考えています。あとは明日発表される枠順から、もう少し悩みたいですね。




最後に、今回名前が上がらなかった、前走3番人気以下の該当馬たちの中で、注目している穴馬候補を挙げたいと思います。
D人気ブログランキング(※ロスカボスでした)です。

前走3番人気以下の該当馬たちの中から見ていくと、データ的にはマイナス要素が多いので、傾向に逆らう形となるんですが、今週の動きも良く映りましたし、もともとは素質のあった馬なので、少し気になっている穴馬候補となりますね。

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