ラジオNIKKEI賞、登録馬からの展望です。

前回は、狙ってみたい斤量と警戒したい斤量を分けてみていきました。
本日は、荒れるハンデ戦ということで、穴馬探しといきます。
まずは過去の結果から。
<ハンデ戦にかわってからの過去7年(2011年中山開催を除く)、好走馬の当日人気>
1着馬 2着馬 3着馬 天候 馬場 出走数
2013 8番人気 14番人気 5番人気 16頭
2012 2番人気 1番人気 16番人気 16頭
2010 3番人気 2番人気 6番人気 16頭
2009 3番人気 13番人気 2番人気 16頭
2008 8番人気 6番人気 1番人気 16頭
2007 2番人気 14番人気 4番人気 16頭
2006 5番人気 2番人気 12番人気 16頭

と、2010年まだ比較的おさまっていますが、
それ以外は、下位人気馬が、また二桁人気馬が
絡んできており、荒れた結果となっています。
さすが3歳のハンデ戦という特殊な形だけありますね。

この7年、好走馬21頭中、当日6番人気以下で好走したのは計9頭。
毎年、必ず1頭は絡んできています。

では、この下位人気馬の9頭を見ていきます。
まずは全馬に共通した項目として、
・キャリア7戦~12戦
・前走芝1600m~2000m
・前走時期は5月~6月
・前走からの斤量変化は、-4kg~0kg
の4つがあります。

ただ、ここはほとんどの馬が該当しそうな項目でもありますので、
前回ユニコーンSなどでも機能していた、
各前走レース別に好走馬の傾向を探っていきたいと思います。

■重賞組(2頭)
12番人気9着:NHKマイルC
9番人気7着:NHKマイルC

この組でのいくつかの共通点は、
・近走は、前走も含め連続して重賞レースに出走
・その近走の重賞の中で好走歴がある
・前走より斤量が軽くなっての出走


前走レースは現時点では、NHKマイルCのみですが、
別の重賞レースからも好走馬出る可能性も考えたいですね。

■オープン組(2頭)
13番人気17着:プリンシパルS
1番人気5着:白百合S

1頭は、前走1番人気で、これまでオープン戦での勝利もあり、
G1レースを含み、その他の重賞レースの出走経験がありました。
もう1頭は、前走こそ大きく敗れたが、近4戦(3戦は未勝利戦ですが)は
1着、1着、3着、3着、と安定した走りをしていました。

2頭とも違う部分が多いですが、唯一の共通点としては、
前走から斤量が-4kgと、大きく斤量面での恩恵を受けた点が挙げられます。

■1000万下組(4頭)
2番人気7着:稲村ヶ崎特別
8番人気8着:江の島特別
3番人気10着:エーデルワイスS
8番人気4着:エーデルワイスS

4頭中3頭は、重賞で好走もしくは掲示板内に入った経験がありました。

残りの1頭は、前走でもオープンでも全く振るわずで、
これまで、2-0-1-7と褒められる成績でもなかったが、
芝1800mだけに焦点を当てると、1-0-1-0と底を見せていませんでした
使われていたレースが適性でなかったため、
全体として成績に安定感がなかったですが、
好走歴のあった得意の距離であったと考えられます。

■500万下組(1頭)
1番人気1着:3歳500万下

好走馬の中、唯一の牝馬で、未勝利戦までは時間がかかり、
未勝利を抜けた直後のレース、チューリップ賞では8着と敗れるも、
その後、500万下を3戦こなし、3着、2着、1着と、近3走は100%好走していました。
また内1戦は、牡馬混合戦で2着と連帯。

前走500万下に関しては他のレースと違い、
好走が続いていた方が良いと考えるべきだということでしょうか。

以上が、各路線別での傾向となります。
どの路線で見たので、該当馬も少なく、
この傾向が、続くものもあれば、反対に、崩れるものも出てくるかとは思いますが、
まずここから候補を探していければと。

そして、本日決定した出走馬の中で、今回挙げた傾向に合致しそうな中で、
注目している穴馬候補は、R2人気ブログランキングとR2人気ブログランキング
前者は、重賞でも健闘していますし、斤量も魅力。
後者は、脚質が定まってから安定感が増していますし、前走内容も評価できます。
あとはどの枠に入るか、どのくらいの人気になるのか注目ですね。

新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。