天皇賞・春、登録馬からの展望です。

本日4月29日、現在のnetkeibaさんの予想オッズです。
■2014年5月4日(日) 天皇賞・春
 登録馬と予想オッズ
人気馬名予想オッズ
1キズナ2.1
2ウインバリアシオン3.3
3ゴールドシップ4.8
4フェノーメノ9.7
5デスペラード15.8
6バンデ27.9
7サトノノブレス31.2
8アドマイヤラクティ31.6
9ラストインパクト35.2
10フェイムゲーム62.7
11レッドカドー78.6
12オーシャンブルー104.6
13ホッコーブレーヴ117.0
14アドマイヤフライト152.0
15タニノエポレット160.2
16ヒットザターゲット234.0
17アスカクリチャン297.5
18ジャガーメイル315.5
19タマモベストプレイ335.8
20サイレントメロディ1041.1
21サイモントルナーレ1601.7

以上、登録馬21頭になります。

ダービー馬キズナ、前哨戦を勝利したウインバリアシオン、
ゴールドシップ、昨年の覇者フェノーメノと、今年も楽しみな1戦になりそうです。

では、予想の上位人気馬をみていきます。

■キズナ
昨年のダービーを制覇後、凱旋門賞へ挑戦。
勝利したトレヴが強すぎましたが、それでも世界の名だたる馬たちの中、4着と健闘しました。
体調が優れず、有馬記念を回避し、今年初戦、産経大阪杯では、
同世代エピファネイア、メイショウマンボらを一蹴し、1頭違う脚で差しきり勝ち。
休み明け大幅に馬体重を増やしての出走となりましたが、
あの走りを見る限りでは、十分に成長を伺えましたね。

今年、最大の目標として凱旋門賞への再挑戦があります。
この天皇賞・春、宝塚記念、凱旋門賞というプランです。
その今年1発目のG1になりますので、幸先良くここは取りたいところではないでしょうか。
ただ、不安がないわけではありません。

3000mという初の長距離競馬になりますし、
このレースは、1番人気がなかなか勝てないレースであるもの事実です。
過去20年まで遡れば該当馬がいますが、ここ10年で、
1番人気で勝利できたのは、父であるディープインパクト1頭のみ。
キズナがここで勝利できれば、父子での制覇になり、
まさに絵に描いたようなシナリオができます。
そしてそれを指揮するのが、武豊騎手と、
まぁデータ的には1番人気は避けたいものですが、
キズナと武豊騎手なら何かやってくれそうな予感がしますし、
やってほしいという思いもありますね。

■ウインバリアシオン

昨年11月末、約半年ぶりのレースで3着、続く有馬記念では、
3歳時を思い出させるかのように、オルフェーヴルについでの2着となりました。
そして、今年初戦、前走となる日経賞では、1番人気に応え、
前哨戦を勝利で収め、充実っぷりを感じさせられます。

これまでのレースを見る限りでは、
どんなペースでも、上がりが速かろうが、遅かろうが、
それでも伸びてこれる末脚に、さらに安定感が出てきている印象です。
キズナは初の長距離となりますが、ウインバリアシオンは、
菊花賞で2着、昨年ビートブラックの逃げに屈しましたが、
それでも3着を確保しており、経験しているということでは、
こちらにアドバンテージがあることは否定できないのではないでしょうか。

ロスなく回れる内が有利とされる長距離戦で、
昨年、外枠から好走できたことを考えると
またここでも好走する可能性は十分に考えられるのではないでしょうか。

■ゴールドシップ
昨年の宝塚記念を勝利した後は、これまで見せていた、
他の馬とはスタミナが違う部分が見受けられず、
最後の二の脚が不発するレースが続きました。

そして、今年初戦、阪神大賞典で、岩田騎手に乗り替わり、
どんな競馬をしてくれるのかと思っていたら、
今まで後方からの競馬だったにもかかわらず、あわや先頭に立つかもと思わせる先行策。
ただこの先行策のまま突っ切って、勝利を収めました。
ゴールドシップは、まだまだ強いんだという姿を見せつけれました。

ただ、前走の走りを見たただけでは、まだ不安が拭えないわけではありません。
この馬自身、近走は特に、上がりがかかる馬場だった時にこそ、
好走することが多かったと思うのですが、
先週、京都はかなりの高速馬場で、今週も続くのであれば、上がりも速くなると想定されます。
前走こそ34秒台で上がってきましたが、それよりも速い上がりを要求された時に、
対抗できるかどうかが鍵になりそうですね。
その不安が拭えない限りは、手は出しづらい1頭となります。

■フェノーメノ
前走、1年以上間隔があいてのレースとなりました。
前年の覇者、馬体も仕上がっていたという部分で、2番人気に支持されるも5着と、
久しぶりのレースを考えれば、まずまずの印象でした。
本番ではもう少し期待できるかと思っていましたが、
陣営は昨年ほどの出来ではないと弱気発言。。。ここが少し気になるところです。

また、その他では、馬体重も気になりました。
休み明けで出てくる馬の多くは、、基本として、
プラス体重で出走となることが多いのですが、
フェノーメノ自身、前走はマイナス8kgと、乗り込んだからこそなんだとは思いますが、
単純に筋力が落ちたのではないかという不安があります。

昨年の覇者ですので、コース適性や脚質的には十分に可能性を感じられますが、
昨年と同様、またはそれ以上のパフォーマンスが出せれるかという部分では、
不安が少し多い部分がありますね。
希望としては当日馬体重増で、且つ、ハリのある状態であれば、
手を出したいところですが、現時点では流しの1頭と考えています。

と、ここまでが予想の単勝オッズ一桁台の4頭になります。

距離が未知数のデータ的には手を出しづらい1番人気、
前哨戦快勝した手綱を取った岩田騎手がいない、ウインバリアシオンとゴールドシップ、
そして、前年のデキほどではないと弱気発言の昨年覇者と、
今年もまた波乱がありそうな予感がします。
現時点では、勝つ云々ではなく、3着以内は来てくれそうな
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