京都金杯のデータ展望です。

まずは出走予定馬をみていきます。
馬名性齢負担
重量
騎手
アーデント
牡656.0武豊
アクションスター
牡554.0北村友
アズマシャトル
牡454.0和田
イッシンドウタイ
牡654.0藤岡佑
ウインフルブルーム
牡455.0国分恭
エーシンミズーリ
牡755.0太宰
エキストラエンド
牡657.0ビュイック
オツウ
牝551.0ビュイック
カフェシュプリーム
牡654.0川田
グランデッツァ
牡657.5秋山
ケイアイエレガント
牝654.0吉田豊
コアレスドラード
牡752.0杉原
コレクターアイテム
牝550.0ビュイック
サンシャイン
牝651.0菱田
サンディエゴシチー
牡853.0田中勝
シェルビー
牡656.0武豊
シャイニーホーク
牡755.0岩田
ショウナンワダチ
牡454.0北村宏
スズカヴァンガード
セ451.0西田
ダノンヨーヨー
牡955.0江田照
トウシンイーグル
セ754.0和田
ニシノビークイック
牡654.0岩崎
フルーキー
牡556.0浜中
ブレイズアトレイル
牡655.0藤岡康
ホウライアキコ
牝453.0和田
マイネルメリエンダ
牡454.0丹内
ミッキーラブソング
牡453.0小牧
メイショウナルト
セ757.5田辺
メイショウヤタロウ
牡754.0藤田
ランリョウオー
セ854.0スミヨン
レッドデイヴィス
セ757.0松若

以上、31頭が登録、フルゲート18頭立てとなります。

前走チャレンジCで同着2着だったフルーキー、前走マイルCS3着で京都との相性の良いグランデッツァ、前走は敗れるも開幕週が合いそうなウインフルブルーム、重賞実績はないものの、前走で重賞実績馬を破ったシェルビー、そして昨年の覇者エキストラエンドが、人気を分け合う形になりあそうです。

重賞での走りもさることながら、今回人気になるであろうこの5頭は特に京都との相性が良い馬たちとなります。
以下は、各馬の京都芝の成績となります。
ウインフルブルーム:1-1-0-0
エキストラエンド:2-0-2-3(着外3回は全て4、5着と掲示板内)
グランデッツァ:1-0-1-0
シェルビー:3-4-1-0
フルーキー:1-0-0-1(着外1回は菊花賞時の6着)

エキストラエンドこそ着外はあるものの、その他の馬たちは、京都芝1400m~1800mでは3着内率100%となっていますので、この5頭以外にも面白そうな馬はいるものの、パッと見だけであれば、今年も当日人気馬から2頭は絡んでくるのではないかと考えてしまいますね。



さて本日は、血統面から。
この京都マイルと言えば、この秋G1戦線でも活躍が目立ったディープインパクト産駒ですね。昨年はエキストラエンド、オースミナインのワンツーフィニッシュ。今年マイルCSを制覇したダノンシャークが一昨年勝利、3年前に2着と、ここ3年連続で、ディープインパクト産駒から連対馬が出ています。

今年の出走予定馬を見渡してみると、ディープインパクト産駒は…
アーデント
エキストラエンド

の2頭。

アーデントは前走不良馬場を味方に先行策で阪神マイルを逃げ切り勝ち。エキストラエンドは近走好走がありませんが、前走マイルCSで0.4秒差の5着と健闘し、昨年の覇者。どちらも好走があってもおかしくないとも思います。

ただ、先にも挙げたように京都を得意している馬も多いですし、どちらか1頭は好走があるかなと思いつつも、やはり2頭だけというのは少し心細い。

ディープインパクト産駒以外では、アグネスタキオンマンハッタンカフェ産駒にも注目しているんですが、もっと該当馬が多くて、毎年のように連続で好走馬を輩出している血統はないかと調べていくと、一つ見つかりました。それは…

ニジンスキー内包馬

です。

2014年3着馬:ガルボ(母父:ジェネラス)
2013年1着馬:ダノンシャーク(母父:Caerleon)
2013年2着馬:トライアンフマーチ(父母父:マルゼンスキー)
2012年2着馬:ダノンシャーク(母父:Caerleon)
2011年2着馬:ガルボ(母父:ジェネラス)
2010年3着馬:レインダンス(父母父:ニジンスキー)
2009年:好走馬はナシ
2008年1着馬:エイシンデピュティ(母母父:Green Dancer)
2008年2着馬:アドマイヤオーラ(母父:Caerleon)
2007年1着馬:マイネルスケルツィ(母母母父:ニジンスキー)
2006年:好走馬はナシ
2005年:好走馬はナシ

上記は、ここ10年のニジンスキー内包馬の好走馬となります。途切れている年もありますが、2010年からここ5年連続で好走馬を出しています。この10年の成績は3-3-2-35、複勝率19%。複勝率としては大した数字ではありませんので、ここから一つ絞り込みを行います。

絞り込みに使うのは、当日の単勝オッズです。過去10年の好走馬30頭中23頭は当日の単勝オッズ14.9倍までの馬となっています。全体の約76%の馬がこのオッズ内ということになりますので、この単勝オッズ14.9倍まで馬のみに絞り込むと、3-3-1-15となり、連対率27%、複勝率32%。決して高い数字ではないですが、毎年好走馬が見られる部分では、今年も期待できるのはないかと考えています。


そして、出走馬予定の中で、このニジンスキー内包馬は…
アズマシャトル
イッシンドウタイ
ウインフルブルーム
ケイアイエレガント
サンディエゴシチー
ショウナンワダチ
ダノンヨーヨー
フルーキー
マイネルメリエンダ
メイショウナルト
ランリョウオー

以上、11頭。

該当馬が多いほど、そこから好走馬が期待できると考えているので、当日はもっと絞り込まれると思いますが、ここから最低1頭、もしくは2頭の好走馬が期待できるのではないでしょうか。


このニジンスキー内包馬の中で、現時点での軸馬候補はB人気ブログランキング(※フルーキーでした。)
全体的な成績も安定感がありますし、その中で一番こなしてるのがマイル戦。これまで大崩れはないという点からも、ここは崩れることが想像しづらい1頭ではないかと。

またB人気ブログランキング(※アズマシャトルでした。)も気にある1頭。
前走は明らかに、差し、追込の好走馬目立つ結果の中、先行策で健闘しました。ただ、これまでの走りを見る限りでは、前走は少し前に付け過ぎた感がありますので、今回はしっかりと修正をしてきてくれるのではないでしょうか。当日の人気はまだ読めないですが、人気次第では穴馬候補の1頭と考えています。

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