朝日杯FSのデータ展望です。

今年から朝日杯フューチュリティステークスは阪神競馬場に変わるということで、先週行われた阪神ジュベナイルフィリーズで活用できたデータや結果がリンクするのではないかと考えています。阪神JFの予想で、◎軸馬ショウナンアデラ、対抗馬◯レッツゴードンキと推奨できた一つデータを再度取り上げて、そこから何かしら見つけていきたいと思います。まずは前回注目した点を見ていきます。

先週の阪神JFで注目したのは父または母父ネイティブダンサー系の馬です。阪神JFの舞台である阪神競馬場が改装されてからの過去8年、毎年必ず1頭もしくは2頭の好走馬を出してきたのがこの血統となります。そこから絞り込みを2回かけて、残った該当が以下の4頭となります。
コートシャルマン
ショウナンアデラ
トーセンラーク
レッツゴードンキ

敗れた馬も含まれますが、結果としてショウナンアデラが勝利し、レッツゴードンキが2着と、4頭中2頭が好走する結果となりましたので、このデータは朝日杯FSでも使えるのではないかというところですね。


ではまず、現在の出走予定馬の中で父または母父ネイティブダンサー系なのは…
アンビシャス(母父:エルコンドルパサー)
セカンドテーブル(父:トワイニング)
タガノエスプレッソ(母父:キングカメハメハ)
ダノンプラチナ(母父:Unbridled's Song)
フミノムーン(父:アドマイヤムーン、母父サンダーガルチ)
ブライトエンブレム (母父:ウォーエンブレム)
ペイシャオブロー(父:ルールオブロー)
ペプチドウォヘッド(父:キングカメハメハ)
メイショウマサカゼ (父:ケイムホーム)
ヤマニンマンドール (父:ストーミングホーム)
ラブミークン (父:サウスヴィグラス)
以上、11頭。

ここから、阪神JFと同じようにフィルターをかけていきます。阪神JFでは「当日人気馬」、「前走上がり3Fタイム1位また2位」というフィルターを用いましたが、当日人気に関しては、過去の傾向、結果があってこそのフィルターとなりますので、「前走上がり3Fタイム1位また2位」は据え置きで、もう一つのフィルターを、阪神JFの結果から追加したいと思います。

先週の阪神JFの結果は以下の通り。
1着馬:ショウナンアデラ(前走上がり3Fタイム2位、芝1600mは1-1-0-0)
2着馬:レッツゴードンキ(前走上がり3Fタイム2位、芝1600mは0-1-0-0)
3着馬:ココロノアイ(前走上がり3Fタイム5位、芝1600mは2-0-0-0)
4着馬:ムーンエクスプレス(前走上がり3Fタイム3位、芝1600mは初挑戦)
5着馬:アルマオンディーナ(前走上がり3Fタイム2位、芝1600mは初挑戦)

掲示板内に好走した5頭から、先に挙げた「前走上がり3Fタイム」ももちろん重要ですが、もう一つ注目したいのが、「芝1600mでの経験」ですね。脚質的な面や展開の差もあったとは思いますが、1~3着馬、4・5着馬では「芝1600mでの経験」という差もあったと考えられるのではないでしょうか。他にも、当日人気となったロカやコートシャルマンも同様に「芝1600mでの経験」がなかった馬となりますので、このキャリアの浅い2歳戦ということを考えれば、この距離での経験有る無しは重要なのではないかと考えています。


ということで、この11頭を「前走上がり3Fタイム1位もしくは2位」と「芝1600mの経験馬」という2つのフィルターを使って絞り込んでいきたいと思います。この2つのフィルターを通して残ったのは…
アンビシャス
タガノエスプレッソ
ダノンプラチナ
ブライトエンブレム
ヤマニンマンドール

以上、5頭。

阪神JFの展望の際は4頭に絞り込まれ、その中にショウナンアデラとレッツゴードンキの名前が挙がりました。今回は5頭となり、当日人気になるであろうブライトエンブレムダノンプラチナが含まれますので、ここから最低1頭、もしくは阪神JFと同じ展開なら2頭の好走馬が期待できるのではないでしょうか。有力馬がここに挙がってくる展開は、阪神JFと同じなので、朝日杯FSも意外と堅い決着になるかもしれないですね。



最後に、父または母父ネイティブダンサー系の中では、今回絞り込んだ5頭に注目していますが、その他ではC人気ブログランキング(※ナヴィオンでした。)が気になる1頭。これまで敗れたことがある点がマイナスではありますが、特に近2走の内容を評価しています。騎手が乗り代わり、脚質面で少し変化をもたらした上で、結果がついてきていますので、この舞台を想定しての乗り方なのかと感じています。また阪神JFの時にも書きましたが、血統的に好走馬3頭全馬が父または母父ネイティブダンサー系だけで決まるというのはあまり考えにくいと思いますので、そうなれば、こういう王道の背景を持った馬が好走してもおかしくないのかなと思っています。

そして、C人気ブログランキング(※コスモナインボールでした。)も気になる1頭。これまでの走りを見る限りは、すでにこの馬の走らせ方、持ち味の出し方といいますか、ずっと前からこういう走り方をしていたように、安定して良く映る1頭で、の脚質面が魅力。、しかもこの距離では2戦2勝と底を見せていませんので、そういう部分から、穴をあけるとするとこういう馬が来るのかなと考えている、現時点での穴馬候補となります。

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