ステイヤーズSのデータ展望です。
まずは出走予定馬を見ていきます。
まずは出走予定馬を見ていきます。
馬名 | 性齢 | 負担 重量 | 騎手 |
---|---|---|---|
アップルジャック
| 牡6 | 56.0 | スミヨン |
カポーティスター
| 牡5 | 56.0 | 福永 |
カンタベリーナイト
| 牡5 | 56.0 | 二本柳 |
クリールカイザー
| 牡5 | 56.0 | 吉田豊 |
ケイアイチョウサン
| 牡4 | 56.0 | 北村宏 |
コスモナイスガイ
| 牡4 | 56.0 | 柴田大 |
サイモントルナーレ
| 牡8 | 56.0 | 武士沢 |
スカイディグニティ
| 牡5 | 56.0 | 川須 |
スズカデヴィアス
| 牡3 | 54.0 | 藤岡佑 |
スノードン
| 牡5 | 56.0 | 浜中 |
セイクリッドバレー
| 牡8 | 56.0 | 三浦 |
デスペラード
| 牡6 | 57.0 | 横山典 |
ネオブラックダイヤ
| 牡6 | 56.0 | 戸崎圭 |
ファタモルガーナ
| セ6 | 56.0 | 大野 |
フェデラルホール
| 牡5 | 56.0 | 蛯名 |
ホッコーブレーヴ
| 牡6 | 56.0 | 田辺 |
マイネルメダリスト
| 牡6 | 57.0 | 蛯名 |
メイショウタマカゼ
| 牡5 | 56.0 | 武幸 |
モビール
| 牡6 | 56.0 | 嘉藤 |
レイトライザー
| 牡4 | 56.0 | 川須 |
以上、20頭が登録しています。フルゲート16頭立てとなります。
前走アルゼンチン共和国杯で人気を裏切る形となったものの実績上位であるホッコーブレーヴ、同じレースで2着と好走したクリールカイザー、ホッコーブレーヴと同様に敗れる形となったものの、昨年このステイヤーズSを快勝したデスペラード、近走惜しい競馬が続いているものの上がりの脚はしっかりとしてる一昨年の2着馬フォタモルガーナと、このあたりが人気を分けあいそうですね。
さて本日は、表題どおり勝利馬傾向を見ていきます。過去10年で、注目したい点は以下の3つです。
・前走アルゼンチン共和国杯
・長距離路線の好走歴
・一桁馬番
・一桁人気
の4つです。
まず一つ目は、前走レース。
勝利馬10頭中8頭が前走アルゼンチン共和国杯組となります。このアルゼンチン共和国杯組はこのレースの一番ステップレースとなり、過去10年の好走馬全30頭中17頭が前走アルゼンチン共和国杯組となっていますので、相性の良いレース=勝利馬も多いというところですね。
他2頭は2009年の勝利馬が菊花賞組、2011年の勝利馬が京都大賞典と、やはり中~長距離路線となりますね。今年のメンバーをさっと見渡した限りでも、今年もここから勝利馬が出てくる可能性があるとみています。
二つ目は、長距離路線の好走歴。
勝利馬10頭中7頭が芝3000m以上の重賞レースで3着以上の好走歴がありました。芝3000m以上となりますので、当レースのリピーター、天皇賞・春、菊花賞、阪神大賞典のどれかということになります。
芝3000mの以上の実績がなかった残りの3頭はというと…
コスモヘレノス(前走アルゼンチン共和国杯3着の実績)
エアジパング(前走アルゼンチン共和国杯15着、4~6走前に1600万下の芝2400m、2500m、2600mでの勝利実績)
マキハタサイボーグ(前走アルゼンチン共和国杯9着、4走前に1600万下の芝2400mでの勝利実績)
と、全馬、先に挙げたアルゼンチン共和国杯組で、1頭は前走好走しており、2頭は芝2400m以上での勝利実績がありました。
3600mという重賞レースでは一番長いレースとなりますので、これまでに中~長距離をこなしていない馬は勝てないというところですね。
三つ目は、枠順。
勝利馬10頭中9頭が一桁馬番からの発走となっていました。やはり3600mという長丁場を考えると外々を回ると厳しいということになりますね。唯一、二桁馬番から勝利したのは一昨年前、10歳で重賞勝利を収めたトウカイトリック。トウカイトリックは3000m以上のスペシャリストでしたので、これは例外中の例外と考えています。また、さらに10年遡って、二桁馬番から勝利した馬が2頭いましたが、1頭はステイヤーズSをすでに勝利したことがある実績馬、もう1頭は菊花賞3着の実績馬と、共に3000m以上の重賞で好走歴がある馬で、当日1番人気でした。同じような馬であれば、少し注目したいとというところでしょうか。
四つ目は、当日人気。
荒れるレースではありますが、まだ二桁人気馬から勝利馬は出てきていません。これまでの最高は、先に挙げた2012年のトウカイトリックで当日8番人気となっています。8番人気以下の馬からグッと全体としての好走率が下がるので、勝利馬は7番人気以内の馬からという一つの目安となります。
また、いつか崩れる可能性がありますが、1~8番人気まで勝利馬が出ている中で、なぜか2番人気の馬からは勝利馬が1頭も出ていません、もちろん2、3着はありますが、過去の20年遡っても1頭も該当馬がいませんでした。先週の京都2歳Sで枠の偏りについて挙げましたが、この人気の偏りはずっと続くアンラッキー人気なのか、はたまはそろそろ埋まるよというサインなのか、気になるところですね。
以上が、過去10年の勝利馬10頭で注目したい点となります。
枠と人気に関してはまだ確定していませんが、今回挙げた点から現時点での軸馬候補は、S1人気ブログランキング(※デスペラードでした)。天皇賞・春では敗れていますが、その他のステイヤーのレースでは安定して好走している部分を素直に評価。トウカイトリックほどではないですが、ある種のスペシャリスト感を感じる1頭となりますね。
また中~長距離路線で近走安定しているS1人気ブログランキング(※クリールカイザーでした。)も気にある1頭。芝3000m以上の実績はないという部分が少し不安点ではありますが、距離さえ持ってしまえば脚質的には前走よりも舞台は向くとのではないかと考えています。
新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。