マイルCSのデータ展望です。

前回は過去10年の好走馬30頭の前走レースから傾向を見ていきました。本日は穴馬探し。
まずはこの10年の結果からみていきます。
<過去10年(2013年~2004年)、好走馬の当日人気>
1着馬 2着馬 3着馬 天候 馬場 出走数
2013 2番人気 3番人気 1番人気 18頭
2012 4番人気 1番人気 5番人気 稍重 18頭
2011 5番人気 11番人気 4番人気 稍重 18頭
2010 13番人気 1番人気 6番人気 18頭
2009 1番人気 14番人気 2番人気 小雨 18頭
2008 4番人気 1番人気 10番人気 18頭
2007 1番人気 4番人気 5番人気 18頭
2006 1番人気 3番人気 8番人気 小雨 18頭
2005 3番人気 4番人気 2番人気 17頭
2004 1番人気 4番人気 5番人気 16頭
※上位1~5番人気は色分けしてます。

1番人気が最多好走8回となっており信頼できそう。勝利数も最多となっていますが、ここ4年は勝利から遠ざかっています。また5番人気以内の決着は10回中6回となり、残りの4回中3回で二桁人気馬の好走が見られ、堅いか波乱の両極端な傾向となりますね。


では、この10年、6番人気以下で好走6頭の注目したい点を挙げていきたいと思います。
この6頭で注目したいのは…
・前走距離
・芝1600mでの適正
・血統面

の3つです。

まず1つ目は、前走距離です。
ここは前回の展望でも挙げた部分でもあり、好走馬6頭全馬、前走同距離または距離延長組のどちらかとなっていました。内訳としては、スプリンターズSが1頭、スワンSが3頭、富士Sが1頭、清水Sが1頭となり、どのレースも10月以降の開催となり、間隔があいた下位人気馬の好走はありません。
ちなみに、2001年まで遡れば距離短縮組の好走も見られました。そういう部分を考えると傾向としては弱い部分があるかも知れないですね。しかも今年は前走毎日王冠組も多いです。崩れるとすれば今年かなと思っています。


2つ目は、芝1600mでの適正
好走馬6頭中5頭が、会場問わず芝1600mで複勝率50%をキープしていました。またこの5頭はどの馬たちも3回以上の連帯経験がありました。
該当しなかったのは2006年の3着馬シンボリグランで、芝1600mは0-0-0-1。その1回は安田記念でG1となっていました。前哨戦スワンSで2着と好走していました。


3つ目は、血統面
好走馬6頭を見ていった中で、共通として持っていた血統として気になったものを挙げていきます。
・父または母父ノーザンダンサー系(該当馬:5頭)
・ニジンスキー内包(該当馬:4頭)
・ボールドルーラー内包(該当馬:4頭)
・ネヴァーベンド内包(該当馬:4頭)
・ノーザンダンサーまたはノーザンダンサー系のクロス(該当馬:4頭)

※()内は6頭中の該当数となります。
以上、5つ。

どの馬たちも、この5つの内3つ以上を兼ね備えていました。年をまたいでも共通する点としては注目したいと考えています。

以上が、過去10年、6番人気以下から好走した6頭で注目したい点となります。



今回挙げたものから注目したいのは、まずM3人気ブログランキング
今年は距離短縮組が多いという部分からほとんど該当馬がおらず、全部クリアしているというところから絞り込まれて出てきた1頭となりますね。実績、舞台適正は十分。前走からの巻き返しも期待できると思います。ただ、年齢がどうしても気になるところですね。

もう1頭はM3人気ブログランキング
こちらは前走距離短縮組となりますが、その他のマイルの適正、血統から魅力の1頭。今回挙げた部分以外でマイナスとなるデータもいくつか見つけてしまったのですが、力は通用すると思うので、後は舞台適正があればチャンスはあると見ています。

2頭の穴馬候補を挙げましたが、まだまだ有力馬の方が良く見えるのも事実。これらに土曜日の傾向を加えた上でもう少し悩みたいと思います。

新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。