東スポ杯2歳Sのデータ展望です。
昨年はイスラボニータが、その前にはコディーノ、ディープブリランテと、ここからクラシック戦線で活躍していった出世レースとなりますね。今年もここから来年へ向けた有力馬の登場を期待したいですね。
昨年はイスラボニータが、その前にはコディーノ、ディープブリランテと、ここからクラシック戦線で活躍していった出世レースとなりますね。今年もここから来年へ向けた有力馬の登場を期待したいですね。
では現在の登録馬を見ていきます。
馬名 | 性齢 | 負担 重量 | 騎手 |
---|---|---|---|
アヴニールマルシェ
| 牡2 | 55.0 | 北村宏 |
エミネスク
| 牡2 | 55.0 | 田中勝 |
クラージュシチー
| 牡2 | 55.0 | 菱田 |
グァンチャーレ
| 牡2 | 55.0 | 義 |
グリュイエール
| 牡2 | 55.0 | 岩田 |
サトノクラウン
| 牡2 | 55.0 | 福永 |
ジャストドゥイング
| 牡2 | 55.0 | 北村宏 |
ストリートキャップ
| 牡2 | 55.0 | 戸崎圭 |
スワーヴジョージ
| 牡2 | 55.0 | 四位 |
ソールインパクト
| 牡2 | 55.0 | 福永 |
ダイワエキスパート
| 牡2 | 55.0 | 北村宏 |
ディアコンチェルト
| 牡2 | 55.0 | 江田照 |
ペガサスボス
| 牡2 | 55.0 | 北村宏 |
マイティティー
| 牝2 | 54.0 | 武豊 |
マイネルシュバリエ
| 牡2 | 55.0 | 柴田大 |
以上、15頭が登録されています。
前走新潟2歳Sを2着のアヴニールマルシェ、前走未勝利戦で10馬身差で完勝したクラージュシチー、同じく新種牡馬ハービンジャー産駒のグリュイエール、芙蓉Sを勝利したジャストドゥイングあたりが、人気を分けあいそうですね。
さて本日は、勝利馬傾向をみていきます。この10年、勝利した10頭で注目したい点は…
・前走の上がり3Fタイム
・前走着順
・前走人気
・血統面
・枠
の5つです。
まず一つ目は、前走の上がり3Fタイム。
勝利馬10頭中9頭が前走で1位もしくは2位の上がり3Fタイムを出していました。該当しなかったのは2004年のスムースバリトンで3位の上がりタイムでした。これまでに上がり3Fタイム1位を2回出しており、脚質的には先行、好位で速い上がりを使っていた馬となります。
この項目は勝利馬だけでなく3着以内に入った好走馬30頭27頭が該当していた部分になりますので、軸として入るなら前走上がり3F1位もしくは2位の馬となりますね。
2つ目は、前走着順。
勝利馬10頭中9頭が前走勝利馬となります。ここに該当しなかったのは先に挙げたスムースバリトンで、前走は2着でした。こちらも全体の好走馬の大半が締めており、好走馬30頭中25頭が前走勝利馬となっていました。
3つ目は、前走人気。
勝利馬10頭中9頭が前走3番人気以内となっていました。該当しなかったのは2005年のフサイチリシャールで、前走は5番人気でした。人気こそ高くなかったですが、フサイチリシャールは前走上がり3Fタイム2位で且つ勝利しており、先に挙げた2つをクリアしていました。
4つ目は、血統面。
勝利馬10頭中全馬、父サンデーサイレンス系もしくは母父サンデーサイレンスとなっており、必ず父または母父にサンデーサイレンスの血が必要という傾向になります。そのため、父や母父が共に非サンデー系だった場合は少し注意が必要かもしれないですね。
これに加えて、その他で目立った部分としてはミスプロ系があります。
勝利馬10頭中7頭が父サンデーサイレンスまたは母父サンデーサイレンスに加えて、ミスプロ系を内包。ここ5年は父サンデーサイレンス系×母方にミスプロ内包馬、もしくは父ミスプロ系×母父サンデーサイレンスのどちらかしか勝利していません。新種牡馬ハービンジャーにも注目したいところですが、今年もこの傾向は引き継がれるのではないかと考えています。
またミスプロ系を持っていなかった残り3頭は、各々グレイソヴリン系、リボー系、ロベルト系を持ちあわせており、スタミナ豊富な血統という共通点がありました。そういう馬にも合わせて注意したいですね。
最後5つ目は、枠です。
この部分は、この枠が良い傾向というのではなく、反対にこの枠に入ると勝利馬は厳しいという傾向となります。その枠というは3枠と8枠です。
以下は過去10年の枠別成績になります。
1枠:3-0-1-8
2枠:1-1-0-14
3枠:0-0-2-15
4枠:2-1-1-14
5枠:1-1-3-14
6枠:1-1-3-15
7枠:2-0-0-18
8枠:0-6-0-15
以上のように、3枠は連対馬なし、8枠はなぜか2着だけなっています。念の為、第1回府中3歳Sの時からも見ていきました。8枠は1回の勝利や3着の好走も確認できましたが、それでも2着の以上な多さは変わらずで、3枠に関しては、全て3着止まりとなっていました。この枠の偏りは見逃せないと思っています。
以前、京王杯2歳Sの予想の時に、私がニシノラッシュを対抗の2頭目つまり3番手に挙げた理由が、まさにこの枠の偏りでしたね。結果としても、1番人気だったニシノラッシュは3着となり、傾向通りの着順を取りましたので、そういう部分で、この枠の偏りは注意したいと考えています。もし、この馬が勝つだろうと思う馬が3枠に入ったら3着固定、8枠に入ったら2着固定というのも一つではないかと。
以上が、過去10年、勝利馬の気になった注目点となります。
これらを踏まえた上で、現時点で注目している軸馬候補はT1人気ブログランキング。
今回挙げた枠以外の全てを兼ね備えた1頭で、これまでスローのレースが多く、このメンバーでは不安ではあるんですが、どれくらいやれるのかという部分で期待を持ちたい1頭と考えています。
もう1頭はT1人気ブログランキング。未勝利上がりという部分が少し不安点ではありますが、こちらも1頭目同様に今回挙げた点をクリアした1頭となります。堅実な走りを見せていますし、好位で競馬ができる部分も魅力ですね。
新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。