菊花賞のデータ展望です。
前回はどうしても気になる牝馬クラシックとリンクする部分を挙げていきました。本日は穴馬探しです。
前回はどうしても気になる牝馬クラシックとリンクする部分を挙げていきました。本日は穴馬探しです。
まずは過去の10年の結果を見ています。以下の通りです。
<過去10年(2013年~2004年)、好走馬の当日人気>
※上位5頭の人気馬を色分けしています。
私が競馬を始めた頃は、菊花賞では1番人気は信用できない、勝てないと言われており、1番人気で勝利できたのは、2005年のディープインパクトだけで、データ的にもそうだったんですが、2008年オウケンブルースリがその傾向を払拭した以降は、結構1番人気が好走するようになってきた印象。実際に、ここ3年は1番人気が3連勝中と好調で、波乱が多かったレースではありますが、ここ3年は比較的堅い決着が続いています。
今年はどちらに転ぶのか注目ですね。
さて、本日は穴馬探しということでいつも通り、過去10年、6番人気以下で好走した13頭を見ていきました。注目したのは、以下の5つです。
・長距離血統
・1000万下戦勝利馬
・トライアルレース(神戸新聞杯・セントライト記念)の好走馬
・トライアルレース以外での重賞連対馬
・良血背景
今回は大多数が占めるといった傾向は見つけられなかったですが、この5つの内最低でも2つ以上はクリアしていた馬が好走しているという傾向となっていました。
まず1つ目、長距離血統。
好走馬13頭中8頭が該当。父ダンスインザダーク産駒、トーセンダンス産駒、母父リアルシャダイといった「The 長距離血統の馬」を筆頭に、これら以外にも欧州の長距離でのビッグレースで活躍したバゴ産駒、オペラハウス産駒といった種牡馬も一つの括りとして考えています。
次に2つ目、1000万下戦勝利馬。
好走馬13頭中7頭が該当。この7頭は前走もしくは前々走で、芝1800m以上の1000万下に出走し、5番人気以内に支持された上で勝利を収めていました。
3つ目、トライアルレース好走馬(3着以内)。
好走馬13頭中4頭が該当。神戸新聞杯組が3頭、セントライト記念組が1頭となっています。この4頭は、前走の好走も1回とし、近3走以内に2回以上3着以内の好走歴がありました近3走中、前走だけ好走という馬が少し避けたい傾向となります。
4つ目は、トライアルレース以外での重賞連対馬
好走馬13頭中5頭が該当。この5頭は以下の通りです。
2009年3着馬:セイウンワンダー(1着:朝日杯FS、3着:皐月賞)
2008年2着馬:フローテーション(2着:スプリングS)
2007年2着馬:アルナスライン(3着:京都大賞典、京成杯)
2006年1着馬:ソングオブウインド(2着:ラジオNIKKEI賞)
2005年2着馬:アドマイヤジャパン(1着:京成杯、2着:弥生賞、3着:皐月賞、ラジオたんぱ杯2歳S)
アルナスラインは連対馬ではないんですが、古馬の実績馬が揃う京都大賞典で3着という実績は、3歳の重賞連対実績以上の扱いでも良いと考え、ここに入れています。いくつか被っているレースもありますが、基本としては芝1800m以上の重賞レースの連対馬となりますね。
最後に5つ目、良血背景。
ここまで4つの傾向を挙げてきましたが、好走馬13頭中10頭は、この4つ目の時点で、すでに2つ以上をクリアしており、ここまででも良かったのですが、残る3頭のために無理くり出てきたというのが、この5つとなります。無理くりではありますが、興味深い共通点がありました。
ここに該当した3頭は以下の通りです。
2010年3着馬:ビートブラック(父ミスキャスト:父母ノースフライト)
2008年3着馬:ナムラクレセント(父ヤマニンセラフィム:父母ヤマニンパラダイス)
2005年2着馬:アドマイヤジャパン(父サンデーサイレンス、母ビワハイジ)
注目したいのは、カッコ内に記載している父の母または母です。ノースフライト、ヤマニンパラダイス、ビワハイジと、全馬共通してG1馬。またG1勝利だけでなく、その他の重賞でも活躍していた競走馬となります。良血の血がここぞという大舞台で強みを出してくれるというところでしょうか。該当馬は少ないと思うので、そこまで強調できる要素ではないと思いますが、これまで挙げた4つの傾向を一つでもクリアした上で、こういった良血背景の該当馬がいれば注意したいですね。
以上が、過去10年、6番人気以下から好走した13頭の注目点となります。冒頭でも挙げたように、5つの内最低2つをクリアしていれば、好走の傾向には合致すると考えています。
今回上げた注目点を2つ以上クリアした該当馬を出走馬の中から、探していこうと思っていましたが、当日確実に6番人気以下になるであろう馬たちの中で、2つ以上をクリアできた馬がいませんでした。。。ということで、近いところで注目馬を最後に挙げていきたいと思います。
シャンパーニュ
K2人気ブログランキング
ヴォルシェーブ
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以上、4頭。
シャンパーニュは、1000万下の勝利で、父チチカステナンゴを長距離血統にカウントすれば、2つクリアとなります。
K2人気ブログランキングは、前走トライアルレースを好走。重賞勝利馬でもあり2つをクリアしていますが、そのレースは短距離路線と、ここがどうも気になるところ。能力は高くやってくれそうですが、血統面はいただけないかなと。
ヴォルシェーブは、1000万下の勝利馬も前走神戸新聞杯は5着。掲示場内という部分で幅をとれれば、クリアとなりますが、どうでしょうか。
K2人気ブログランキングは、1000万下の勝利馬ですが、重賞では3着が最高位と連対馬ではありません。重賞では複数好走歴があるので、前走同様に下手な競馬はしないかと。あとは展開次第でしょうか。
どの馬たちも2つ以上クリアとはいきませんでしたが、全馬1000万下で1番人気1着となっていますので、ここから1頭くらいは好走馬が出てきてくれればと考えています。
新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。
<過去10年(2013年~2004年)、好走馬の当日人気>
年 | 1着馬 | 2着馬 | 3着馬 | 天候 | 馬場 | 出走数 |
---|---|---|---|---|---|---|
2013 | 1番人気 | 5番人気 | 3番人気 | 曇 | 不良 | 18頭 |
2012 | 1番人気 | 5番人気 | 7番人気 | 晴 | 良 | 18頭 |
2011 | 1番人気 | 2番人気 | 3番人気 | 曇 | 良 | 18頭 |
2010 | 7番人気 | 1番人気 | 13番人気 | 小雨 | 良 | 18頭 |
2009 | 8番人気 | 7番人気 | 6番人気 | 晴 | 良 | 18頭 |
2008 | 1番人気 | 15番人気 | 9番人気 | 曇 | 良 | 18頭 |
2007 | 4番人気 | 6番人気 | 1番人気 | 晴 | 良 | 18頭 |
2006 | 8番人気 | 2番人気 | 3番人気 | 晴 | 良 | 18頭 |
2005 | 1番人気 | 6番人気 | 3番人気 | 晴 | 良 | 18頭 |
2004 | 8番人気 | 4番人気 | 6番人気 | 晴 | 良 | 18頭 |
私が競馬を始めた頃は、菊花賞では1番人気は信用できない、勝てないと言われており、1番人気で勝利できたのは、2005年のディープインパクトだけで、データ的にもそうだったんですが、2008年オウケンブルースリがその傾向を払拭した以降は、結構1番人気が好走するようになってきた印象。実際に、ここ3年は1番人気が3連勝中と好調で、波乱が多かったレースではありますが、ここ3年は比較的堅い決着が続いています。
今年はどちらに転ぶのか注目ですね。
さて、本日は穴馬探しということでいつも通り、過去10年、6番人気以下で好走した13頭を見ていきました。注目したのは、以下の5つです。
・長距離血統
・1000万下戦勝利馬
・トライアルレース(神戸新聞杯・セントライト記念)の好走馬
・トライアルレース以外での重賞連対馬
・良血背景
今回は大多数が占めるといった傾向は見つけられなかったですが、この5つの内最低でも2つ以上はクリアしていた馬が好走しているという傾向となっていました。
まず1つ目、長距離血統。
好走馬13頭中8頭が該当。父ダンスインザダーク産駒、トーセンダンス産駒、母父リアルシャダイといった「The 長距離血統の馬」を筆頭に、これら以外にも欧州の長距離でのビッグレースで活躍したバゴ産駒、オペラハウス産駒といった種牡馬も一つの括りとして考えています。
次に2つ目、1000万下戦勝利馬。
好走馬13頭中7頭が該当。この7頭は前走もしくは前々走で、芝1800m以上の1000万下に出走し、5番人気以内に支持された上で勝利を収めていました。
3つ目、トライアルレース好走馬(3着以内)。
好走馬13頭中4頭が該当。神戸新聞杯組が3頭、セントライト記念組が1頭となっています。この4頭は、前走の好走も1回とし、近3走以内に2回以上3着以内の好走歴がありました近3走中、前走だけ好走という馬が少し避けたい傾向となります。
4つ目は、トライアルレース以外での重賞連対馬
好走馬13頭中5頭が該当。この5頭は以下の通りです。
2009年3着馬:セイウンワンダー(1着:朝日杯FS、3着:皐月賞)
2008年2着馬:フローテーション(2着:スプリングS)
2007年2着馬:アルナスライン(3着:京都大賞典、京成杯)
2006年1着馬:ソングオブウインド(2着:ラジオNIKKEI賞)
2005年2着馬:アドマイヤジャパン(1着:京成杯、2着:弥生賞、3着:皐月賞、ラジオたんぱ杯2歳S)
アルナスラインは連対馬ではないんですが、古馬の実績馬が揃う京都大賞典で3着という実績は、3歳の重賞連対実績以上の扱いでも良いと考え、ここに入れています。いくつか被っているレースもありますが、基本としては芝1800m以上の重賞レースの連対馬となりますね。
最後に5つ目、良血背景。
ここまで4つの傾向を挙げてきましたが、好走馬13頭中10頭は、この4つ目の時点で、すでに2つ以上をクリアしており、ここまででも良かったのですが、残る3頭のために無理くり出てきたというのが、この5つとなります。無理くりではありますが、興味深い共通点がありました。
ここに該当した3頭は以下の通りです。
2010年3着馬:ビートブラック(父ミスキャスト:父母ノースフライト)
2008年3着馬:ナムラクレセント(父ヤマニンセラフィム:父母ヤマニンパラダイス)
2005年2着馬:アドマイヤジャパン(父サンデーサイレンス、母ビワハイジ)
注目したいのは、カッコ内に記載している父の母または母です。ノースフライト、ヤマニンパラダイス、ビワハイジと、全馬共通してG1馬。またG1勝利だけでなく、その他の重賞でも活躍していた競走馬となります。良血の血がここぞという大舞台で強みを出してくれるというところでしょうか。該当馬は少ないと思うので、そこまで強調できる要素ではないと思いますが、これまで挙げた4つの傾向を一つでもクリアした上で、こういった良血背景の該当馬がいれば注意したいですね。
以上が、過去10年、6番人気以下から好走した13頭の注目点となります。冒頭でも挙げたように、5つの内最低2つをクリアしていれば、好走の傾向には合致すると考えています。
今回上げた注目点を2つ以上クリアした該当馬を出走馬の中から、探していこうと思っていましたが、当日確実に6番人気以下になるであろう馬たちの中で、2つ以上をクリアできた馬がいませんでした。。。ということで、近いところで注目馬を最後に挙げていきたいと思います。
シャンパーニュ
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ヴォルシェーブ
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以上、4頭。
シャンパーニュは、1000万下の勝利で、父チチカステナンゴを長距離血統にカウントすれば、2つクリアとなります。
K2人気ブログランキングは、前走トライアルレースを好走。重賞勝利馬でもあり2つをクリアしていますが、そのレースは短距離路線と、ここがどうも気になるところ。能力は高くやってくれそうですが、血統面はいただけないかなと。
ヴォルシェーブは、1000万下の勝利馬も前走神戸新聞杯は5着。掲示場内という部分で幅をとれれば、クリアとなりますが、どうでしょうか。
K2人気ブログランキングは、1000万下の勝利馬ですが、重賞では3着が最高位と連対馬ではありません。重賞では複数好走歴があるので、前走同様に下手な競馬はしないかと。あとは展開次第でしょうか。
どの馬たちも2つ以上クリアとはいきませんでしたが、全馬1000万下で1番人気1着となっていますので、ここから1頭くらいは好走馬が出てきてくれればと考えています。
新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。