北九州記念の展望です。

本日は穴馬探しです。
まずはいつも通り、過去の傾向から見ていきます。
データは、距離が1800mから1200mに変更された2006年以降、過去8年です。
<過去8年(2013年~2006年)、好走馬の当日人気>
1着馬 2着馬 3着馬 天候 馬場 出走数
2013 6番人気 5番人気 2番人気 15頭
2012 8番人気 12番人気 6番人気 18頭
2011 8番人気 2番人気 1番人気 16頭
2010 5番人気 3番人気 6番人気 18頭
2009 8番人気 2番人気 1番人気 16頭
2008 1番人気 3番人気 4番人気 稍重 18頭
2007 11番人気 6番人気 10番人気 16頭
2006 11番人気 4番人気 2番人気 14頭

過去8年、当日人気馬が勝利したのは、2008年の1回のみで、
その他の7年は、単勝オッズ二桁台が勝利するという波乱の傾向と言えます。
全く人気馬が絡んでこない年も2回ありますので、
穴馬を思い切って狙いにいきやすいレースと言えるのではないでしょうか。

また二桁人気馬が、4頭好走していますが、
その中で、単勝オッズが50倍以上だったのは、
2007年11番人気で勝利したキョウワロアリングの1頭のみで、
73.0倍というのが、馬券に絡んだ単勝オッズの最高となっています。
一つの目安となるのではないでしょうか。


続いて、この過去8年、6番人気以下から好走した11頭の傾向を探っていきました。
注目したい点は、以下の2点です。
・小倉の適正と実績
・前走上がり3F
のタイムが速い

まず小倉の適正、実績馬について。
好走馬11頭中4頭は、小倉2歳Sの好走馬でした。
また好走馬11頭中、唯一のリピーターとして、2010年のサンダルフォンがいます。
このサンダルフォンは、その1年前、2009年の北九州記念の勝利馬となっています。
11頭中5頭なので、半数を満たしていませんが、
過去のものであっても、小倉の重賞で好走歴がある馬は、必ず買い目に入れたいところですね。

続いて、前走上がり3Fのタイムが速かった馬について。
11頭中5頭が前走上がり3Fのタイム最速を、残りの6頭中2頭が2位をマークしており、
半数以上の馬が、前走で上がり3Fのタイムが速かった馬となっています。

反対に、前走上がり3Fのタイムが上位ではなかった、残りの4頭は
どのような馬たちだったのか見ていきたいと思います。

■2012年2着馬:シゲルスダチ
これまでずっと差し競馬をしていた当馬ですが、
前走は距離の関係上、ハナをきる競馬となり、上がりがかかってしまいました。
レース当日は、本来の差し競馬に戻り、2着と好走。
これまでの戦歴的を見ていくと、
前走は1800mで距離が適正外。
前々走のCBC賞は、雨の重馬場で、馬場が合わず、惜敗。
3走前はNHKマイルCに出走も、競走中止。
4走前は芝1400mでは上がり3位をマークし勝利。
5走前は芝1200mでは上がり最速をマークし勝利。
CBC賞は重馬場で敗れましたが、4,5走前の2レースを連勝していました。
また小倉2歳Sでは敗れるも、その前走、
同じ舞台であるフェニックス賞で2着と、小倉オープン戦での好走歴がありました。

■2012年3着:エピセアローム
当時は3歳馬で、前走オークスに出走し、距離が全く合わず惨敗。
ただ、先に挙げた小倉2歳Sの勝利馬でした。

■2010年3着:サンダルフォン
当時は7歳と、近走は好走が減っていましたが、先に挙げた通り、前年の北九州記念の覇者。

■2007年3着馬:ワイキューブ
前走、前々走、共に芝1400m戦で、上がり3Fのタイムは5位と3位。
上がり3Fのタイムが最速タイムではなかったですが、1000万下を連勝と、勢いがありました。
これまで1400mを主で使われており、
芝1200mはデビュー戦の1戦のみ。3番人気1着と新馬勝ちを収めていました。
先行馬ながら上がりの速い脚を使えており、
当レースでは、追込に徹し、最速上がりをマークし、3着と好走。

以上が、過去8年の穴馬好走傾向となります。

シゲルスダチやワイキューブのように、
小倉実績がなく、前走の上がりが速くない馬も含まれますが、
過去をたどっていけば、芝1200mで底を見せていない、
もしくは、これまで芝1200m戦で速いの脚を使えるといった要因が見つけられ、
好走するだけの要因があったと考えられます。
こういった面からも絞り込めていけるのではないでしょうか。

またこの2頭も含め、ラスト3Fで、どれだけ速い脚が使えるか(その実績があるか)ということが、
この北九州記念においては、重要な要素、傾向の一つと考えています。

ということで、本日決まった出走馬の中で、
前走上がり3Fのタイムが速かったのは、K2人気ブログランキングとK2人気ブログランキング
前走の最速の上がりをマークしたのは、出走馬中この2頭のみとなります。

傾向が続いていてくれれば、前走最速上がりを見せたこの2頭の内、
どちらかは好走してくれるのではないでしょうか。
あとは、枠順と当日人気が気になるところですね。

また、その他で速かったのは、
昨年の覇者であるツルマルレオンと、一昨年の覇者であるスギノエンデバーの2頭。
共に、前走上がり3Fのタイムが3位でした。
(唯一、2位をマークしたサクラアドニスは、出走しません。)
ツルマルレオンは1年ぶりのレースとなるので、少し手は出しづらい部分がありますが、
共に、適正という部分では、軽視できない2頭になるのではないでしょうか。

新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。