日本ダービーのデータ展望です。

本日は勝利馬探しです。過去10年の勝利馬たちの傾向から、いくつか注目したい点を見ていきたいと思います。
この10年の勝利馬たちから特に注目したい点は…
・前走レース
・重賞実績
・枠

の3点です。


まず1つ目は前走レース
勝利馬10頭の前走レースは、以下の通り。
前走皐月賞:7頭
前走NHKマイルC:1頭
前走桜花賞:1頭
前走京都新聞杯:1頭


キズナ、ディープスカイ、ウオッカの3頭が、前走皐月賞以外の路線からダービー馬となりましたが、やはり基本としては、前走皐月賞組が主となりますね。

前走皐月賞組の7頭は、前走4着以内、または前走4番人気以内というのが、これまでの傾向となり、
・前走人気、且つ好走した馬
・前走人気はなかったけど3着以内に好走した馬
・前走人気はしたけど、凡走した馬

の3つのパターンからしか、勝利馬は出てきていませんので、ここがひとつの線引きラインになると考えられますね。


続いて、別路線から好走したキズナ、ディープスカイ、ウオッカの3頭ですが、この3頭には…
・前走1番人気
・前走連対馬
・父ターントゥ系(サンデーサイレンス系またはロベルト系)
・前走上がり3Fタイム2位以内
・当日3番人気以内

という、共通点がありました。

前走だけでなく当日も支持されるような馬であればといったところでしょうか。

前走青葉賞組からダービー馬は誕生していない点や、前走京都新聞杯組の連対馬で、共にディープインパクト産駒であるサトノラーゼンポルトドートウィユも気になる存在ではありますが、過去の傾向からはやはり前走皐月賞組が有力という現時点での印象となりますね。


続いて、重賞実績
2014年:ワンアンドオンリー(ラジオNIKKEI杯)
2013年:キズナ(京都新聞杯、毎日杯)
2012年:ディープブリランテ(東スポ杯2歳S)
2011年:オルフェーヴル(皐月賞、スプリングS)
2010年:エイシンフラッシュ(京成杯)
2009年:ロジユニヴァース(弥生賞、ラジオNIKKEI杯、札幌2歳S)
2008年:ディープスカイ(NHKマイルC、毎日杯)
2007年:ウオッカ(チューリップ賞)
2006年:メイショウサムソン(皐月賞、スプリングS)
2005年:ディープインパクト (皐月賞、弥生賞)

上記は、過去10年のダービー馬と、()内は勝利経験のある重賞レースを記載しています。

牝馬でダービー馬に輝いたウオッカを除く残りの9頭は、芝1800m以上の重賞で勝利実績がありました。

これに加えて気になった点としては、どのダービー馬たちも、前走レース(皐月賞、京都新聞杯、NHKマイルC、桜花賞)以外の重賞レースで、勝利実績があったというところに注目しています。言い換えれば、前走レースが初の重賞勝利となった馬たちからはダービー馬は出ていないということになります。とは言いつつも、過去20年まで遡れば、そういう該当馬はいますので、絶対ではありませんが、過去の10年の傾向としては、この前走レース以外での重賞勝利実績というところに注目しています。


最後はです。
2014年1枠2番:ワンアンドオンリー
2013年1枠1番:キズナ
2012年5枠10番:ディープブリランテ
2011年3枠5番:オルフェーヴル
2010年1枠1番:エイシンフラッシュ
2009年1枠1番:ロジユニヴァース
2008年1枠1番:ディープスカイ
2007年2枠3番:ウオッカ
2006年1枠2番:メイショウサムソン
2005年3枠5番:ディープインパクト

上記の通り、ここ10年のダービー馬は、内に入った馬たちから誕生しているという傾向となります。特に1枠は異常なほどきています(過去10年で6回)。

近年は、芝の整備力が向上したことや、立ち回りの上手い馬がよく走るといったことも言われていますが、その傾向が、この10年の結果にも影響しているように感じますね。唯一、5枠10番からダービー馬となったディープブリランテも、枠こそ中になりましたが、通過スタート直後からすぐ先手につけて、通過は3-4-4-3と、ずっと前で競馬をし、立ち回りの上手さ、馬の能力、しぶとさから勝利を掴みました。

この傾向も、過去20年まで遡れば、6~8枠からダービー馬は誕生していますが、特にこの10年でガラッと変わってきた印象を受けますので、今年もどの馬がどこを引き当てるのか、たかが枠されど枠というところもありますが、勝利馬にとっては、かなり大きな差が出てくるのではないかと注目しています。

以上が、この10年のダービー馬たちから注目したい点となります。


これらの注目点を踏まえた上で、今年ダービー馬になるだろうと可能性を感じているのは…
B人気ブログランキング(※サトノクラウンでした。)

リアルスティール

B人気ブログランキング(※キタサンブラックでした。)
の3頭。

前走レース以外で重賞勝利実績がある点や、立ち回りの上手さを考えれば、この3頭からダービー馬が出てきてくれるのではないかと現時点では注目しています。気持ち的には、リアルスティール、福永騎手にダービーを獲ってもらいたいなと感じていますが、他の2頭も強い馬だと思いますので、ここから軸馬候補を出していくと思いますが、あとは枠順が気になるところですね。

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