小倉記念のデータ展望です。

いつもは何かしら好走データを取り上げることが多いんですが、今年は登録馬自体が少ないということもあり、これ良いなと思える好走データや、それに合った該当馬がそこまでいなかったので、来年以降に持ち越す形にして、本日は、このデータがどうしても気になるな~という二つのデータについて取り上げたいと思います(。・ω・)ノ゙。データは過去10年分です。

小倉記念 2016 データ:気になるデータ

①前走七夕賞組

まず一つ目は前走レースから。この小倉記念に多くの出走馬が出てきている七夕賞組についてです。

■前走七夕賞組
・全体成績
2-4-2-42(連対率12.0%、複勝率16.0%)


・前走5番人気以内
1-4-2-12(連対率26.3%、複勝率36.8%)

・前走6番人気以下
1-0-0-30(連対率、複勝率ともに3.2%)

前走七夕賞組の全体成績と、前走人気別に分けた成績を記載しています。


以上のように、好走馬の大半は前走5番人気以内という傾向となっていました。前走6番人気以下から唯一好走できたのは、2011年1着馬イタリアンレッドで、前走の七夕賞は7番人気1着でした。


□前走七夕賞組の該当馬
ウインリバティ(前走12番人気13着)
ダコール(前走5番人気2着)
マーティンボロ(前走10番人気6着)
メイショウナルト(前走8番人気11着)
の4頭。
※()内は、前走人気と着順を記載。

先に挙げた前走人気を満たしているのは、当日人気が予想されているダコール1頭のみ。他3頭は前走6番人気以下で、唯一の好走馬であるイタリアンレッドのように前走好走している訳でありませんので、傾向的には厳しい印象ですね。



②6歳馬

二つ目は、年齢、6歳馬についてです。気になったデータは以下の通り。

■6歳馬
・全体成績
0-3-2-34(連対率7.7%、複勝率12.8%)


・前走七夕賞または新潟大賞典組
0-3-2-14(連対率17.6%、複勝率29.4%)

・前走上記2レース以外の組

0-0-0-20

以上のように、6歳馬の好走馬5頭は、前走七夕賞もしくは新潟大賞典組となっていました。それ以外の組からは好走馬が出てきていません。


□該当馬
テイエムイナズマ(前走メイステークス 3番人気5着)
プランスペスカ(前走鳴尾記念 13番人気3着)
リヤンドファミユ(前走目黒記念 14番人気18着)
の3頭。

今年の6歳馬の中で、前走七夕賞、新潟大賞典組はいません。。。

ちなみに、さらに1年データを遡ってみると、2005年(11年前)の勝利馬はメイショウカイドウ(当時6歳)で、前走レースは北九州記念でした。他の前走レースからも好走馬は出てきているという話なんですが、このメイショウカイドウは2004年の小倉記念、小倉大賞典、前走の北九州記念と、小倉の重賞を勝ちまくっていた小倉巧者でした。前走北九州記念は1番人気1着、当日も1番人気という馬でしたので、そこと比較すると、今年の該当馬たちはちょっと手が出しづらくなりそうですね。

以上が、過去10年、気になったデータ、傾向となります。



今回名前が挙がった馬たちの中で好走がありそうだなと感じるのはダコール1頭のみということになりますね。

反対に…
ウインリバティ
マーティンボロ
メイショウナルト
テイエムイナズマ
プランスペスカ
リヤンドファミユ

の6頭は、見ていった傾向からはちょっと手が出しづらいのかと。

ただ、登録馬は12頭と少ないので、その半分にあたるこの6頭をあっさり消し候補にして良いものなのか…。そういうこともあり、今回この二つのデータに注目してみました。

これといったデータが揃っている訳ではないんですが、ここから1頭くらいは傾向に反して好走馬が出てくるのではないかと、個人的にはちょっと警戒しています(`・ω・´)。この6頭をどう扱うかが、最終的に一番の悩みになりそうですね。。。



最後に、この6頭の中で、現時点で最も気になっている穴馬候補を挙げたいと思います。
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(※ウインリバティでした。)
です。

近走の成績からは重賞レベルではない可能性もありますが、この季節、この舞台ということを考えれば、わずかながら、期待したい部分がありますね。いくつか条件が重なる必要はありそうですが、前残りの展開になってくれれば3着くらいはありそうかと。

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