優駿牝馬(オークス)の展望です。

出走馬、枠が決まりました。
断然の1番人気であろうハープスターは、5枠10番。
2、3番人気濃厚なサングレアルとヌーヴァレコルトは8番、9番と、
当日上位に支持されるであろう3頭が並んでの出走となりました。
どの馬たちも内過ぎす、外過ぎということで、人気馬を関しては、枠の心配は特になさそうですね。

話は展望の方に戻りますが、いつも通り、穴馬候補を探していきました。
過去10年、好走馬30頭中、当日6番人気以下で好走したのは10頭で、
この10頭を1頭ずつ見ていきました。

ステップレースとしては、桜花賞、フローラS、スイートピーS、忘れな草賞の4レース。
各レース別での共通点がありましたので、その部分を挙げていきます。
以下の通りです。

■桜花賞組(好走馬5頭)
・前走桜花賞での着順は不問。
※例外は桜花賞2着と好走しながら、オークスで人気しなかった2008年のエフティマイア。
・桜花賞以前に重賞勝利または2着の実績。

■フローラS組(好走馬3頭)
・前走でフローラSで3着以内の好走。
・前走人気が4番人気以内。
・前々走で、勝利または2着と好走しており、2戦連続好走が続いている。

■スイートピー、忘れな草賞組(好走馬2頭)
・前走人気は不問。
・前走勝利または2着。
・前々走が、未勝利・新馬戦ではなく、勝利または2着と好走しており、2戦連続好走が続いている。
・これまでに重賞経験はなく、初の重賞挑戦。

こう見ていただくとわかるように、ある程度の偏りがあります。
桜花賞組は全馬重賞勝利馬もしくは2着があり、
他路線は、近2走で好走が続いていることが挙げられます。

またどの路線も含め、好走馬10頭全馬共通して、牡馬混合戦で勝利または2着の好走歴がありました。


この点を踏まえて、今年の出走馬の中で、
過去下位人気馬で好走した馬たちの条件をきれいにクリアしているのは、以下の1頭のみ。
・フォーエバーモア
前走桜花賞では敗れるも、クイーンC勝利経験があります。
またサフランS(牡馬混合戦)での勝利経験もあると、
この3頭の中では、一番過去の好走例に合致しています。

ただ、フォーエバーモアが6番人気以下になるとは考えにくいので、
その他の出走馬で、何かしらクリアしていなかったり、例がないという部分はありますが、
ハードルを少し下げて考え、過去の好走馬と合致するであろう、近いところを挙げています。
それは、以下の6頭。

・バウンスシャッセ
前々走フラワーC勝利馬で、寒竹賞(牡馬混合戦)でも勝利しています。
ただ、前走皐月賞組からの好走馬はなく、同じG1というくくりで考えれば、一応条件をクリアしています。
バウンスシャッセは当日5番人気あたりに落ち着きそうな部分はありますが。

・パシフィックギャル
前走クイーンC2着と重賞好走歴が、これまで1-3-1-0と安定感もありますし、
その内3戦が牡馬混合戦で勝利、2着の実績。
ただ、臨戦態勢だけが、微妙なライン。

・マーブルカテドラル
前走桜花賞組ではありますが、重賞好走歴がありません。
アルテミスSが重賞というカウントができれば、好走条件をクリア。

・マイネグレヴィル
前走フローラSで前走3番人気を支持も、好走できず6着。
これまでフラワーC、札幌2歳Sで2着と好走しており、牡馬混合戦で好走歴はクリアしています。

・ブランネージュ
前走フローラS2着と好走。前々走も勝利と、2戦連続好走が続いている点はクリアしていますが、
ただ、前走6番人気と、あまり人気していない点はクリアしていません。

・マジックタイム
前走フローラS1番人気も、6着と凡走し、2戦連続好走はなし。
ただ、クイーンC2着と、牡馬混合戦での連帯好走歴あり。

と、今回挙げた過去10年、6番人気以下で好走した馬の共通点を
きれいに満たしている該当馬は、1頭もいません。
ここに挙げていない他の馬でも、少し気になる馬もチラホラといます。

もしかすると、今年は5番人気以内で決着する可能性も考えられますが、
あとから挙げた6頭の中で、その他のデータなどを加味した上で、
好走があるのではないかと思う穴馬候補は→O人気ブログランキング

そして、大穴候補としては、O人気ブログランキング
これまで大崩れはなく、実績的には十分にやれるのではないでしょうか。

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