アメリカジョッキークラブカップ(以下、AJCC)のレース回顧です。

<AJCC 2014 予想A>
軸馬:7ダノンバラード、10ヴェルデグリーン
穴馬:◯ダービーフィズ、マイネオーチャード、でした。
流し:2、4、6、11、13、15番以外。

こちらも東海Sと同様、
予想として、前走有馬記念組の好走、
過去の消しデータがそろそろ崩れるという上で、
実際に、二桁人気馬が好走し、有馬記念組が勝利した点は
良かったのですが、相手とした穴馬、
また消した馬がいただけないですね。
同じような結果になってしまいました。

取りこぼした2頭についてみていきたいと思います。

まずフェイムゲーム。
いつもながら悩んで、流しにした方が来るパターンでした。
見直しとして、好走できたと思えるプラスになる要素を挙げていきます。
・前走ディセンバーS組で、推奨した前走3着馬とダービーフィズと同タイムの6着。
・京成杯勝利馬なので、重賞実績、中山適正は十分にあった。
・血統面で、今年重賞で好走した共通項があった。
・外人騎手
このあたりがその部分になると思います。
一番は、血統的な後押しと、
それを素晴らしい騎乗で引き出したベリー騎手の騎乗でしょうか。
ダービーフィズとの差はここが大きく出たと見ています。

次にサクラアルディート。
こちらが過去の鉄板消しデータを崩した1頭になりましたね。
これはなかなか拾えないです。

二桁人気馬が来るかなと思っていましたので、
ギリギリ単勝オッズ50倍内の馬は気にはしていましたが、
バッサリ切った一番の理由は、展望でもふれた
前走中山金杯組で当日5番人気以下の馬というデータです。
過去10年、前走中山金杯組で当日5番人気以外で、
好走したのでは、G2好走もあるトウショウナイトのみでした。
トウショウナイトは重賞勝ちもありますし、
重賞での好走歴が十分にありました。

一方、サクラアルディートは、
二桁に敗れることはないですが、重賞実績はないですし、
ここでは力がないと読みました。

ただ、1点見直してみて、軽視しすぎたなと感じたのは
父もしくは母父が、ノーザンダンサー系という部分です。
父、母父ノーザンダンサー系は、サンデーサイレンス系と同様に、
どのレースもよく出走していますし、
それだけ好走馬も多く輩出しています。

東海Sでも6頭出走していましたし、
勝利したニホンピロアワーズは、
父ホワイトマズルで、ノーザンダンサー系でした。
と、どのレースでも何かしら絡んでくるんですよね。
だからこそ、単純にノーザンダンサー系が4頭しかいないから、
今回はどの馬も来ないというのではなく、
4頭しかいないから、1頭くらいは絡んでくると読むべきでした。

今回AJCCの出走馬の中で、
父、もしくは母父がノーザンダンサー系だったのは、以下の4頭。
サクラアルディート
ヴァーゲンザイル
サダムパテック
サトノシュレン
でした。

ヴァーゲンザイル当日15番人気で、単勝オッズ100倍台。
サダムパテックはマイルG1馬ということで、
なぜまた長い距離に使ってきたのかと疑問に感じていました。
となれば、残るはサクラアルディートとサトノシュレンが残ります。

どちらも外人騎手でしたし、脚質は逃げと、追込で分かれ、
馬場の状態から追込有利とみていけば、
サクラアルディートは面白い1頭になったのではなったと考えられます。

正直、このメンバーでしたし、G2なので、
ここまでの予想はなかなかたどり着けない部分がありますが、
こういった面も今後のレースに活かしていければと思います。

新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。