シンザン記念の展望です。

前回に引き続きです。前回の記事はこちら
ミッキーアイルに続き、人気になりそうな2頭、
ウインフルブルームとモーリスのいくつかある中で
あまり該当馬が出てこないが、複勝率が高いデータを
今回は取り上げます。

ではまずは、ウインフルブルームについて。
デビューから4戦着外なしの安定感もそうですが、
それに加えて、前走、朝日杯FSで、
外々を回りながらの3着を評価しています。
レース内容も評価できるのですが、私がより注目したのは、
好走した枠、馬番です。

朝日杯FSは、外枠が不利な傾向にあります。
ウインフルブルームのように、朝日杯FSで、
二桁馬番(10番以降)で好走したのは、過去10年で7頭。
では、この7頭が、朝日杯FSの次のレースで、
どのような結果だったのかを調べました。
以下の通り。

(朝日杯FS出走時)
朝日杯FSでの枠順馬名次走レース次走レースでの
当日人気と着順
20127枠14番ロゴタイプスプリングS1番人気1着
20118枠15番レオアクティブファルコンS1番人気4着
20106枠11番グランプリボススプリングS5番人気4着
20096枠12番エイシンアポロン弥生賞2番人気2着
20086枠11番フィフスペトルスプリングS2番人気3着
20066枠11番オースミダイドウNHKマイルC2番人気12着
20056枠12番フサイチリシャール共同通信杯1番人気2着

1-2-1-3 複勝率 約57.1%


複勝率は半分より少し高いくらいですが、
3頭敗れたの内2頭は4着とかなり堅実です。
大きく敗れたのは、2006年のオースミダイドウ。
ただ次走が、約5ヶ月あいてのNHKマイルカップでしたので、
これを例外とすると、6頭中全馬、次走で4着以内と堅実です。
ウインフルブルームは、ここで挙げた7頭と比較すると、
大きく違うのは、次走レースがシンザン記念なので、
間隔的には少し気にはなりますが、着外があっても
掲示板は確保できるくらいの好走はあるのではないでしょうか。


続いてモーリス。
この馬は臨戦態勢や、これまでのキャリア、
特に1400mだけということで、マイナスなデータもありますが、
一つの要素を取り上げて、注目してみました。それは、
デビューから全レース1番人気ということです。
これはキャリア1戦馬の馬は含めません。
必ず2戦以上している馬が対象です。

デビューからシンザン記念までのレース全てで
一番人気に支持された馬は、過去10年で以下の5頭いました。
データ的には少ないですが、毎年気になるデータの一つです。
年(シンザン記念時の年度)キャリア馬名当日人気着順
20135戦ヘミングウェイ9番人気2着
20122戦ジェンティルドンナ2番人気1着
20112戦ドナウブルー1番人気5着
20092戦アントニオバローズ2番人気1着
20072戦ダイワスカーレット1番人気2着
※(キャリア1戦の新馬勝ち馬は対象ではありません。)

2-2-0-1 複勝率 80%

これまでは、当日1,2番人気の馬が該当でしたが、
昨年、穴をあけたヘミングウェイがこのデータに該当します。
モーリスは末脚確かなので、前目の展開にならなければ、
確実にいい上がりを見せてくれるのではないでしょうか。

今回挙げたデータは、対象が少ないものですが、
好走する要素としては、注目してみたいと思います。

次回は、予想になります。
その時に、今回出したデータのように、
該当馬は少ないですが、ある面から、
好走条件になるのではないかと思う1頭を最後に。
3頭崩しをしそうな、ある面を持った1頭は→◎人気ブログランキング