スワンSのデータ展望です。

まずは現時点での登録馬を見ていきます。
馬名性齢負担
重量
騎手
アフォード
牡656.0蛯名
ウイングザムーン
牝554.0池添
オリービン
牡556.0菱田
ガルボ
牡756.0津村
サクラアドニス
牡656.0和田
サダムパテック
牡657.0田中勝
サドンストーム
牡556.0国分優
サンライズメジャー
牡556.0四位
シャイニーホーク
牡656.0的場
シルクフォーチュン
牡856.0藤岡康
タガノブルグ
牡355.0大野
ニシノビークイック
牡556.0岩崎
ニンジャ
牡556.0藤岡康
バクシンテイオー
牡556.0秋山
ビウイッチアス
牝554.0村田
フィエロ
牡556.0岩田
ベルカント
牝353.0武豊
ミッキーアイル
牡357.0浜中

以上、18頭が登録されています。

5連勝でNHKマイルCを勝利したミッキーアイルが秋初戦を迎えます。そのNHKマイルCで2着、古馬戦線では厳しい戦いが続くも、実績ある距離で巻き返しに燃えるタガノブルグ。スプリンターズSでタイム差0.1秒差5着だったベルカントと、3歳の実績馬が参戦。そして古馬からはG1馬サダムパテック、重賞実績が多いガルボ、マイラーズC2着馬フィエロなど、この秋に向けて様々なメンバーが揃ってくれそうです。


さて本日は、この10年の勝利馬の傾向を見ていきます。
注目したい点は以下の通りです。
・前走7月以降のレースに出走
・G1馬での実績馬
・芝1400m巧者
・G2戦勝利馬

以上、4点です。

まず1つ目、前走の出走時期
勝利馬10頭全馬、前走レースが7月以降のレースとなっていました。前走が7月だったのは2011年のリディル、2006年のプリサイスマシーンの2頭のみで、大半の馬は9月か10月に前走を走っていました。
あまり間隔が開いていると勝利するのは難しいということでしょうか。


2つ目は、G1での実績と好走歴
勝利馬10頭中9頭がここに該当。今回4つ挙げた中で、最も重要視している項目となります。内訳としては、G1馬が2頭、G1連対馬が2頭と、そして残りの5頭は、着順に関係なくG1戦で勝利馬から0.4差以内という共通点がありました。G1で連帯実績がない馬は、そこそこに健闘していたということになります。唯一ここに該当しなかったのは2004年のタマモホットプレイ。G1では健闘しなかったですが、次に挙げる芝1400m戦は2戦2勝と、まだこの距離で底を見せていませんでした。


3つ目は、芝1400m巧者
この距離が初という馬が2頭いましたが、残りの8頭全馬この距離で1勝以上、またこの距離での複勝率は5割以上と、それを下回った馬はいませんでした。内訳としては複勝率100%が3頭、70%以上が2頭、50%が3頭となります。非根幹距離という部分で、この距離の特性にあった馬が良いという部分になりますね。ちなみにこの距離での複勝率が50%だった3頭は、グランプリボス、キンシャサノキセキ、スーパーホーネットとG1馬もしくはG1連対馬となっていました。


4つ目は、G2戦勝利馬
勝利馬10頭中5頭がここに該当。この5頭は京王杯2歳S、デイリー杯2歳S、阪神Cのいずれかの勝利馬となり、全て1400m~1600mのG2戦となっていました。ここに該当しなかったのは、以下の4頭。
2013年:コパノリチャード
2009年:キンシャサノキセキ
2007年:スーパーホーネット
2006年:プリサイスマシーン
2004年:タマモホットプレイ

この5頭は、G2での勝利経験はなかったですが、先にも出てきましたがキンシャサノキセキ、スーパーホーネットはG1連対馬、コパノリチャード、プリサイスマシーンはG1で0.4秒差以内と、2つ目に挙げた点をクリアしていました。2004年のタマモホットプレイはここでも該当せず。


以上が、過去10年の勝利馬で注目したいポイントとなります。

幅を持たせるために4つを挙げてみましたが、先も挙げた通り、最も注目したいは2つ目、G1での実績・健闘歴(0.4差以内)です。このG1という一括りも、細かく言えば、安田記念、スプリンターズS、高松宮記念、NHKマイルC、朝日杯FSの5つレースのどれかということになります。
2004年のタマモホットプレイこそ該当しませんでしたが、この時の3着馬メイショウボーラーは、NHKマイルC3着、朝日杯FS2着の実績があり、2つ目に挙げたG1戦での連帯実績との連動が見られました。

ということで、今年もここを中心に組み立てていければと考えています。
では、今年の登録馬の中で、今回挙げたポイント、特に1つ目、2つ目の押さえているのは…
ガルボ
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タガノブルグ
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以上、4頭。

当日人気を集めるだろうミッキーアイルは、NHKマイルCの勝利馬ですし京都は2戦2勝と相性の良いコース。脚質な部分でも、すんなりハナを切ってそのままあっさりということも考えられます。ただ、1つ目で挙げたポイントである「前走から間隔」には該当していませんので外しています。
今回挙げた4頭は、どの馬も勝利という部分では不安がありますが、今回挙げたポイントからは、この4頭から勝利馬が出てきてくれるのではないかということになります。

中でも、特に注目しているのはS1人気ブログランキング
前走の舞台がイレギュラー開催だったので、傾向に当てはまるのかという不安もありますが、それでもこの距離の適正は高く2戦2勝。G2勝利馬という部分も傾向の後押しがあります。枠次第では厳しくなるかも知れないですが、どんな走りを見せてくれるのかという部分でも注目しています。

もう1頭はS1人気ブログランキング
こちらもこの距離での重賞勝利があるように適正は高いとみています。実績ある京都に変わるのもプラスになってくれるのではないでしょうか。どこで走り出すかわからない馬ではありますが、来るときは勝つことが多い馬ので、1発に期待したいですね。

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