府中牝馬Sのデータ展望です。

まずは現在の登録馬をさっと確認していきます。以下の通りです。
馬名 性齢 負担
重量
騎手
アイスフォーリス 牝5 54.0 ローウィラ
アミカブルナンバー 牝5 54.0 戸崎圭
ウイングドウィール 牝5 54.0 伊藤
ウリウリ 牝4 54.0 福永
オツウ 牝4 54.0 松田
キャトルフィーユ 牝5 54.0 福永
クッカーニャ 牝5 54.0 田中博
スイートサルサ 牝4 54.0 田中勝
スマートレイアー 牝4 55.0 池添
ディアデラマドレ 牝4 54.0 藤岡康
トーセンアルニカ 牝4 54.0 内田博
ホエールキャプチャ 牝6 55.0 蛯名
マコトブリジャール 牝4 54.0 秋山
レイカーラ 牝5 54.0 石橋脩

昨年の優勝馬で、重賞好走歴の多いG1馬ホエールキャプチャ
前走クイーンSを僅差で勝利し初重賞制覇となったキャトルフィーユ
そのクイーンSで1番人気3着だったスマートレイアー
マーメイドS優勝馬で、クイーンSではなんとか5着に健闘したディアデラマドレと、
このあたりが人気を分け合う形になりそうですね。


さて、この府中牝馬Sはエリザエス女王杯の前哨戦と位置づけられているんですが、
その割には、あまりエリザエス女王杯とは直結しないレースなんですよね。

実際に、ここからエリザエス女王杯で勝利したのは、
過去10年では、一昨年前のレインボーダリア1頭のみ。
また好走馬も30頭中9頭と、3分の1にギリギリいかない数となっています。
ここ3年こそ連続して1頭ずつ好走馬が出ていますが、
この3頭は全て府中牝馬Sでは4着以下に敗れた馬となりますので、
このレースはこのレースとして、割り切って見る必要もありそうですね。


さて、少し話は脱線してしまいましたが、
本日は、過去10年、勝利馬の傾向で注目したい部分を挙げていきます。
ざっくりとはなりますが、以下の2つです。
・芝1600m~2000mの重賞勝利馬
・前走重賞組

一つ目は、好走馬10頭中7頭が該当。
この7頭は、全馬芝1600m~2000mでの重賞で勝利した経験がありました。
該当しなかった残りの3頭は、以下の通り。
2010年:テイエムオーロラ
2009年:ムードインディゴ
2008年:ブルーメンブラット

ムードインディゴとブルーメンブラットは、重賞勝利こそなかったですが、
共にG1、G2戦での好走歴がありました。
テイエムオーロラは、このレースの前々走にあたるマーメイドSの3着しか実績はありませんでした。
ただ、直近5レースで4-0-1-0と、全て条件戦となりますが、マーメイドS以外は
全て勝利を収めていました。

またこれらに加えて、
2010年:テイエムオーロラ(父サンデー系、母父トニービン、母母父父ニジンスキー)
2009年:ムードインディゴ(父サンデー系、父母父ニジンスキー)
2008年:ブルーメンブラット(父サンデー系、父母父トニービン)
以上のように、血統面でリンクする部分が見られました。


次に、二つ目は、勝利馬10頭中9頭が前走重賞組となります。
唯一の該当馬ではなかったのは、先にあげたテイエムオーロラ。
ここは当たり前と言えば当たり前の傾向なんですが、
今年は前走重賞組以外の馬も多く、
またテイエムオーロラ級に安定した成績の馬はいませんので、
絞り込みとという部分から今年は使えると考え挙げました。


以上ように、テイエムオーロラはどちらにも該当しない1頭なんですが、
先にも挙げたように、直近5レースで4勝、重賞で3着と、
条件戦でも牡馬にも勝てるような馬で、且つ安定感がある馬だったので、
同じような馬がいれば、勝利する可能性を秘めていると考えられます。
ただ、基本としては、すでに芝1600m~2000mの重賞勝利馬で、
そうれでなければ、過去にG1、G2戦で好走歴のある馬が良いという傾向になります。


今年の登録馬の中で、この2つを用いて、絞りこまれたのは…
ホエールキャプチャ
S1人気ブログランキング
ウリウリ
S1人気ブログランキング
ディアデラマドレ
以上5頭。

ここから勝利馬が出てくれればと考えています。

ちなみに当日人気になるであろうスマートレイアーは、
これまで素晴らしい成績も残していますし、入れようかとも思いましたが、
よく見れば重賞勝利の経験があるのは芝1400mという部分から、
傾向から少しずれるので、ひねくれも出しつつ、
末脚はおそろしいですが、好走しても2、3着かと考えています。


さて、この中では、S1人気ブログランキングが注目の1頭。
父はサンデー系で、母父は現在5年連続で好走馬を出しているヴァイスリージェントと、
血統面での魅力の1頭。また血統だけではなく、
脚質面も幅があり、東京での実績もありますので、
安定感こそありませんが、1発の魅力を感じる穴馬候補の1頭と考えています。


もう1頭は、牝馬重賞でかなり安定感が増してきているS1人気ブログランキング
東京コースや、上がりが速い決着になるとどうかなという部分はありますが、
時期的に馬場がまだ新しいというところから、
このレースは先行馬が勝利したり、連帯することも多く、
脚質面、現状の充実っぷりから、軸馬としては最適かなと考えています。

新参者ですが、応援の方、
よろしくお願い致します。